【2019年PVP大会総括】シドニー"シルフ留学"の振り返りと現地大会の楽しさについて
みなさんこんにちは。まさたそです😇
先日、オーストラリア留学から帰国して参りました。人間というのは本当に恐ろしい生き物で(前にも書いたなこれ)帰国後、日本の街並みを見ながら家族と日本語で話していると、なんだか脳が溶けていくような感じがして、シドニーにいたことが夢の中だったような感覚がしました。(千尋がトンネルを抜けたあとのようなイメージ😇💦)
帰国から2週間が経とうとしていますが、もうすっかり日本の空気感に適応してしまった感じで、とても寂しく思っております。向こうでの文化の違いとかその辺の話については、留学中の記憶がフレッシュなときに書いた以前のノートhttps://note.com/masataso/n/n1dd0cf58245eにまとめてあります。まとめておいてよかった(汗)
留学中は、毎週末、同じく留学生の学校の日本人の友達とは殆ど遊ばずに、専らシルフリーグ(ポケモンGO非公式PVP大会)への参加に勤しんでいました。トップの画像は留学中一度だけ参加した、ポケモンGO公式(?)トーナメントの写真です。(一応ナイアンティックにサポートされていると書いてありましたが…)チャリティー団体が運営をしていました。この大会はマスターリーグの大会で、回線激重、見せ合いなしのルールガバガバ、中にはカイリキーを2体使用している人もいるようなトンデモ大会でした。僕はシミュレートも叩かず参戦したので、ディアルガ、ギラティナ(オリジン) 、カビゴン を使うトレーナーに準決勝でやられて3位で終わりました。
来年1月には、日本で初めて"eスポーツ"と名目付けて、ポケモンGOの公式大会が開かれるようで、いよいよポケモンGOが、ただ昆虫を採集するようなゲームではなく、競技性もちゃんと用意されているのだなぁという認知が世に広がっていく時代が来るのかなぁという感じですかね。
時を遡り、私が初めて参加したPVP大会
2月24日に開催された、東京PVP大会さん主催の、スーパーリーグの大会「脱毛杯」これが、僕にとっての初めてのPVP大会でした。なんだか随分と昔のことのように感じますが、これも今年の出来事だったのですね…このときはまだ環境がよくわかっていなくて、ユキメノコやらを使ってましたが、scpの低さの問題で予選敗退をした思い出があります。とはいっても、成績としては勝ち越していたのと、優勝者のピカママさんと同じくマッスグマの強さに気づいて採用していたあたりは評価点でした。
この大会当時は、はいちくんやみをつくしさんくらいにしか面識がなかったです。そう考えると、今の僕は随分と色々な方に認知して頂けたなぁと思います。勿論、自分はyoutubeに動画をあげていたり、海外のシルフリーグに出たりと、いろいろと目立つ活動をしていたというのもありますが、それだけではなくやはり、東京PVP大会を中心に複数回出場することで、大会常連の方々と直接顔を合わせて、話す機会があったのが大きいと思います。
僕が名を挙げた(?)立川の変態構築
第三回立川大会(50人規模)では、当時は珍しかったタイプ重複構築を採用し、ベスト4までいきました。このパーティをほぼ盗作して臨んだはいちくんが優勝してくれたので、それがかなり注目される結果となりました。このパーティのコンセプトとしては、「どうせ使うのが難しいヤミラミなどをパーティに入れるくらいなら、タイマン力の高いカメックスをマリルリと併用した方が強いのでは?」という単純な発想からでした。錦糸町大会と違い、技固定ルールというのがこの構築の肝で、草全般はトロピで対策し、ダイノーズ等はバナで対策、という感じで、従来のパーティであればどちらか一方にしか持てない役割を、同タイプを2枚重ねることで役割を差別化しながら両立できました。例えばトロピの悪い点として、トリデプスに負けるところがありますが、それがフシギバナだとまだ互角レベルの勝負ができるということや、マリルリだとチャーレムに強いけど、トリデプスへの役割が若干弱いのでそこはカメックスで圧倒したい、みたいなポケモンの性質の違いを意識し、選出を試合毎に大きく変えていました。相手のパーティの全体の様子を考えて、こちらの草枠と水枠で使いたいものを選択できる、もしくは両方選出できる、という感じで、当時の環境を考慮するとかなり自由度の高い選出を組めていたと思います。
この構築はPVP勢のみなさんにかなり衝撃を与えたようで、優勝は逃したものの、大会後にいろいろな方々にお褒めの言葉を頂きましたし、後日、同じパーティを使ってみたら勝ちやすかったという声や、今度はあんゆさんが、同じく役割集中パの進化版として、トリデプスとダイノーズを併用することで、大会勝利を収められたという話までありました。
最近の例だと、アロー杯でおふじんさんが大活躍を見せたニョロボンが大会参加者のみなさんに大きな衝撃を与えたので、今後間違いなくニョロボンは環境の中心に入って来るでしょう。このようにして、現地大会は、大会上位者のユニークな戦略を間近で見たり、話を聞いたりすることで、新しい環境が出来上がっていくきっかけになります。早々に負けてしまったとしても、これが次回大会への考察意欲を掻き立てて、次は勝つぞーと熱い気持ちになりますね😇
シルフリーグとの出会い
立川の大会でDaigoさんが、シルフリーグを紹介していましたが、当時の僕は、いやぁ制限レギュなんて大変そうだなぁ…なんて思って、敬遠していました。が、既に今年の夏から冬にかけてシドニーに留学に行くことは決まっていたので、シルフリーグの開催地を調べていたところ、なんとシドニーでも開催されているではありませんか!すぐさま、ふみかたんの分かりやすいブログhttp://fumipoke.jugem.jp/を頼りに登録をやりました。僕が初めて参加したレギュレーションは7月のジャングルカップでした。
この時のPVPは一時的に凄く変な仕様でしたね。ユーザーからのクレームにより元に戻りました。
この時の大会はゆふいん兄貴が優勝。後に語り継がれる"王"の最強伝説はここらへんから始まってましたねぇ…😇この1週間後くらいにフィリピン人の方の主催で、代々木公園で開催された"Tokyo Jungle cup"では、主催の方と英語でとても楽しく会話することができて、留学への不安が少し解消されたような気持ちでした。(英語のポケモンの名前が全く違うので、そこを覚えなきゃなぁとは思いましたがw)
シルフリーグを知るきっかけを与えてくださったDaigoさん、英語の壁がありながらも、日本のPVP勢にシルフロードの説明を分かりやすくまとめてくださったふみかさん、まだシルフが大きく広まり始める前からいち早く主催権限を取得して、大会開催をしてくださったるーしぃさんにはこの場を借りて感謝させていただきます。本当にありがとうございました🙇♂️
いざ、海外のシルフに参戦ッ!
留学が始まった最初の週末、早くも最初の大会に参戦しました。今から思うけど僕すごくない?😇他の日本の友達は生活に慣れるのが大変!とか言ってるうちに既に全く知らないコミュニティに飛び込んでいくこの勇気ある姿勢!ねぇ褒めて褒めて!😇 …はい、とまぁ最初の大会はショッピングモールのフードコートの中で開催されていたので、どの辺で誰がやっているのか、と結構探すのが大変で、緊張しまくっていたのをよく覚えております😅留学が始まった8月の大会のルールは「ミラーカップ」過去のルールを主催者が一つ指定するやつです。いきなり「ボルダーカップ」という渋いレギュが選ばれていました。(ここでは詳細は省略しますが、ルールを見れば察すると思います)このときの結果としては、負け越しました😅日本でそれなりに強かったしこっちきても余裕やろって感じで来てたので痛い目見ましたw 環境がしっかりわかってないとやっぱり難しいですねー。
シドニーのミラーカップでは、ボルダーカップの他に、「トワイライトカップ」と「キングダムカップ」の大会を経験しました。日本では通常レギュしかやってこなかったので、新鮮で楽しかったです。この月はタイ優勝のみですが、2回金メダル🏆を取りました。
そのおかげで9月の招待制リージョナルチャンピオンズシップ大会への出場権を得ました。これはすごくワクワクしながら臨んでいました。残念ながら3勝2敗と不甲斐ない結果でしたが、大きな大会でいろんな方と話せてとても良い経験となりました。なにより、日本のPVP勢の皆さんに「日本代表」として応援されていたことがとても嬉しかったです😂
後日開かれた同じくチャンピオンズルールの小規模大会では同じPTを使用しましたが、単独優勝を果たせてよかったです🥇
10月の神レギュ"シニスターカップ"
10月に入り、シルフのポイントがリセットされて、第二シーズンとなりました。これは新規勢にもチャンス!そんな大事な第一回のレギュレーションが、おそらく最もプレイヤースキルが試される(つまり良ルール)シニスターカップでした。ニョロボンやハガネールが大きく活躍しましたが、基本構造はとても深いようで単純で「いかにして敵にシャドーボールを当てるか」これに尽きました。ですから、ゲージの起点、後半のシールド枚数がとにかく重要で、「途中まで有利な展開だったはずなのに相手にゲージの起点にされたせいでシャドーボール先制されて負けた」なんて試合が結構ありました。奥深いレギュレーションのため、シドニーでも、日本でも、毎週少しずつ環境が動きながら考察され尽くされていたと思いました。特に、代々木の大会では66人も参加者が居ましたね。月の中盤に開かれた"Sydney Sinister cup"には、20人を超える参加者さんが居たことと、日本の猛者達との練習の末に大きな自信を付けていたので、10倍ポイントを使用しました。結果、惜しくも単独優勝を逃したものの、タイ優勝を果たすことができました🏆留学中、大会は常に真剣でしたが、この日が一番緊張し、一番真剣に挑み、その結果が実ったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。間違いなくシドニー留学で一番楽しかった日でした。
3戦目、対戦相手の攻撃上昇フワライドを突破した試合。この時の俺は確実に覚醒していた😇💦
11月のフェローシャスカップ
神レギュ、シニスターの後のフェローシャスカップ。初めのうちはとっておきのブラッキーが必須な上にキュウコン対ブラッキーになったら終わりのクソレギュじゃんかと思ってたら意外とそうでもなかったです。このレギュの肝は、シールド管理はもちろんのことですが、交換を実行するタイミングもまた大きな鍵を握りました。それによって、場合によってはシャワーズがブラッキーを突破したりと、イメージとしては3体の総合体力レースに勝利することを目指すレギュレーションでした。このレギュに関しては、日本では、クソレギュと言われ、少し冷めていたように感じていました。実際出し負けからの逆転はシニスターよりは難しいですが、それでも戦略次第では巻き返しができました。このレギュに関しては多分シドニーの方が研究が進んでいたと思います。この月は、日本での遠隔シルフも含め、金メダルを3つ取ることができました🥇
シニスターもフェローシャスも同様に、中盤は強くなれても、後半、みんなが自分と同じような戦略をやってくるとかなり勝つのが難しくなっていきました。この二つのレギュは個人的にかなり思い入れが深いですし考察の余地がまだまだ残されているルールですので、またやりたいと思いますねぇ…(砂は使いたくないけど)
海外の大会に参加した感想
海外でのシルフリーグ参戦は僕にとっては最高に楽しい時間でした!もともと英語を話すのが好きだったのと、趣味について話し出したら止まらないような性分の自分ですから、それはもうこの上なく幸せでした。日常会話はそこそこ、という感じですが、PVPの話になると、自分でも驚くほど英語を話せました。特に、シニスターカップからはほぼ毎週のように大会が開催されていて、私の出席率はほぼ100パーセント。日曜日の交通費が安いのを良いことに50キロ先の田舎にまで大会に出向いたりもしましたw そこまで熱心に大会に参加していましたから、向こうのPVP勢と深い交友関係が築けました。それだけ楽しい時間だったために、日本に帰らなければならなかったのはとても辛かったです。最後の大会の結果は奮わなかったですし、そのとき、最も仲良くしてくれた2人の主催者が来られず、別れの挨拶をできずに悔しかったこと、更には、毎日語学学校に通いながら、次の大会に勝つためにどんな作戦を練ろうか、と考えていた楽しすぎる日常がもうなくなってしまうのか、という悲しさなど、いろんな思いがあって号泣してしまいました😂
この動画を撮ってたときは、そういうことを考えていました。この後に流した涙は、美しい景色やまた別の友達や…(以下長くなりすぎるので割愛)
便宜上、シドニーでのタイムレスカップについてのお話は割愛させて頂いたのですが、強いて挙げるなら、向こうではラプラスがやたら人気なこと、(これはキングダムカップでもそうでした)ドラピオンがとどめばり実装されてからはかみつくの方が多くなっていたことなどが日本の感覚だとユニークな点でした。これについては、日本とは攻略情報の入手経路、手段が大きく異なっていることが理由として挙げられます。日本だと、シミュレータツールを使って1対1のタイマンを細かく見極めながら、強いポケモンを見つける。また、人から参考にするにしても、おそらく身内の中での強い人の情報を大きく頼りにしているのが現状でしょう。しかしその一方、海外では、シミュレータの種類も少し違いますし、(https://pvpoke.com/ ←海外兄貴御用達のシミュレーター)なにより、なんだかよくわからん数値まで使ってるんですよね。
↑こちらはFusionカップのものですが、チルタリスの横についてるこのなんか*509 みたいな変なやつ。この数値が高いポケモンが制限環境内で優秀らしいです。詳しくはわかりませんが、制限環境内全てのポケモンとの対戦シミュレート結果を割り出した数値だそうな(間違ってたらすみません)日本勢のサイトだとTDOランキングみたいなところでしょうか。ドラピオンの話に戻りますが、シールドを2枚使って、かみつく/とどめばりの構成ならば、タイムレスカップ環境内の90なんとかパーセントのポケモンに勝てる、みたいなことをラリアの人が言ってました。この他にも、シドニーのシルフ勢はPogokiengの動画は結構見てるとか言ってましたし、やっぱりそこらへんの海外研究ソースをネイティブの言語で直にチェックしているところが日本と研究の仕方と全く違う点なのではないのでしょうか。
どちらのやり方が正しい、間違っているとかではなく、国によって研究材料が結構異なっているという事実が興味深かったです。また、向こうの通常スーパーのPVP環境では、少し前まではゴースト(Haunter)が大人気で、最近ではレジスチルが台頭してきた結果、アローラガラガラがメジャーになってきているというのも日本との面白い違いです。僕のタイムレスの最後の大会では、こちらの初手フシギバナを一点読みで、ドラピオン、ナマズンに出し負けるリスクがありながらもモルフォンを初手に出してくるヤンキープレイをかましてきた人が居たりと、PVPの戦略だけで見ても日本との考え方、文化の違いを感じられるようでとても貴重な経験でした。
PVP大会は最高にエキサイティング!
この一年、日本の大会、オーストラリアの大会に参戦してきて、PVP大会は本当に楽しい物だと思いました!やはり、大会を通じることで普段遠隔で練習しているだけだと気づけない、他の人の戦略や意外なポケモンの気づきは勿論ありますし、なんといっても、試合の緊張感が違いますから、スリリングなバトルが本気で楽しめます。そして、一番大事なのがプレイヤー間の交流。私はこの一年間で、幾多の大会への参戦を通じて、沢山の素晴らしい人々との出逢いがありました!改めまして、大会の運営をしてくださった方々、対戦をしてくださった方々、動画をみてるよと言ってくださった方々、そして、留学中に日本から応援をしてくださった方々、本当にありがとうございました!とても充実した1年となりました!
懸念点と今後について
これから、GOバトルリーグへの準備や、遠隔シルフの普及化などで、現地大会をできる機会が減っていくのかもしれません。しかし私は、現地大会の楽しさを皆さんと味わいたいので、月1回大きなシルフ大会を開くことを目標にしたいと思います!特に、10倍ポイントに関しては、遠隔よりも、大きな現地大会で使う方が絶対にスリリングで楽しいので、そちらを是非お勧めしたいです!(押し付けみたいでごめんなさい🙇♂️)
最後に
私が今回の記事で本当に言いたいことはとりあえず、「現地大会は楽しいゾ〜😇」これに尽きますw
最後まで、拙い文章を見ていただき、ありがとうございました🙇♂️来年もよろしくお願いします!!
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