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オンライン教育へ #3 自宅の通信インフラ


ルータを新調する

自宅の通信環境は、いったん整えると、問題なく動いている限りはそうそう更新しようとは思わない。ルーターは滅多に故障しないし長持ちする。直接見えるわけではないから古びても気にならない。
そんなわけで、私の自宅の通信環境も、引っ越した家に光回線が引いてあったのを幸いとして、その時に設定したまま5年以上放置してあった。

コロナ禍で自宅に家族が長い時間いるようになり、スマホやらタブレットやらバソコンやらセットトップボックスやらアレクサやらが常に複数台全力でネットに接続している。私の授業も本格化するし、同時に2人の息子が授業を受けはじめることになれば、負担はさらに高まる。トライアル の中でも接続が不安定ですと警告が出ることは度々あった。授業となれば、なんだか遅いな不調だな……では済まない。

そこで無線LANルータを新調することにした。少し調べて、どうせ私のメインのパソコンでは対応していないし、値段もこなれていないので最新の11axまでは不要と見て、11ac対応の中では評判の良い Synology RT2600ac  を入手した。25k円は安くはないが、macOSの標準自動バックアップシステム Time Machineが使えることが必要だったのでこれにした。もと使っていたのは、AirMac Extreme だ。

Quick Installation Guide に沿ってやれば設定は難しくはない……はずだが、二ヶ所ほどひっかかかったので、誰かの参考になるかもしれないので下記にメモしておく。

肝心の速度だが、2.5から3倍くらいにはなった。

SoftBankの箱

家の中に光回線が引き込まれていて、その先にNTTの箱がある。ここからSoftBankの箱につなぎ、さらにRT2600acにつなぐ。私の家では、なぜそうしたのか経緯もよく覚えていないのだが、SoftBank光で契約しているので、SoftBankの箱を通さないとダメなのだ。

はじめ、SoftBankの箱をスキップして、NTTとRT2600acを直接つないでいたために、まったくパケットをダウンロードすることができなかった。これでずいぶん悩んでしまった。DS routerという管理アプリで見ていると、それなりに動作しているように見えたし。

LANケーブルも重要だ。RT2600acには一本しか付いてこない。古いケーブルをそのまま使うと、それが全体のネックになる可能性があり、カテゴリー6か7のグレードの高いケーブルが必要になる。見た目が変わらないのにただ値段が高い。でも効果はある。

管理画面に入る

また、この接続の仕方だと「操作モード」を「ワイヤレスルータ」でなく、「ワイヤレスAP」に設定しなくてはならない。ワイヤレスルータモードからワイヤレスAPモードに変更して再起動すると、バソコンからは管理画面に入れなくなってしまう。Quick Installation Guide には下記のようになっているがダメだ。

http://router/synology.com

http://192.168.1.1

少し調べて、このスレッドでのやりとりから、 モードを変えると接続先のアドレスが変わってしまうのだと知る。ここで紹介されている Fing というスマホのアプリを使って、ネットワーク内のデバイスのリストを確認すると、SynologyRouterに割り当てられたIPアドレスが見つかる。私の場合は、192.168.3.11 になっていたので、

http://192.168.3.11

としてやることで、無事管理画面に入ることができた。


Time Machineの設定

これは実はまだやっていない。
AirMac Extremeから外したHDDをつなぎなおすのだが、外してみると、USBハブが古いやつでUSB3対応ではなかった。HDDはUSB3のものにしたのに、ハブは手元で余っていたようなのを雑に使ったのだった。ここでもまた、接続ルートをおざなりにして端末の力を出しきれていなかったという事態が明らかになった。急ぎハブも交換して、爆速バックアップを実現したい。

何が悪いのかわからない

ちょうど、ルータを付け替えた日(2020年5月4日)の夜に、SoftBankの家庭用光通信サービスが大規模な通信障害を起こした。上記のような苦労をしてやっとつながったと思ったら、また突然つながらなくなったので、慌てて設定を見直したり、ルータやバソコンを再起動してみたりしたのだが、悪いのは私ではなかったのだった。

しかもトラブルはDNSの障害で、手元のマシンでDNSを手動で設定すれば問題なくつながるものだった。そのことを知らせるtwitterの記事をみて私は問題を回避できたが、この対応を万人に理解し実施してもらうことは難しいだろうし,必要なこととも思えない。

WIFI通信環境の構築と調整は、簡単になったと言えば簡単になったのではあるが、今でも人により千差万別の希望がありコンテクストがあり、一筋縄ではいかないものだ。トラブルが起きても問題の所在を切り分けることが容易ではない。だから通信環境は一度設定されると長く留め置かれる。せっかく動いているシステムは止める理由はあまりないだろうから。

「SoftBankの箱」を更新する

この箱は光BBユニットというらしい。そして,バージョンがあり、家のものは最新ではないらしいことを下記の記事で知る。早速オンラインで交換を注文する。

https://note.com/cs_style/n/nce6f8979d856


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