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人は強く幸せを望めば望むほど不幸せになるものだ。

幸せになりたい!
人が生きていく上で自分の幸せを願うのは当然だ。
では人はどういう時幸せを感じるのだろう?
愛する人と一緒に過ごせたとき?
推しのライブに行った時?
美味しいごはんを食べた時?
子供の笑顔を見た時?
大きなプロジェクトを成功させた時?
人に認められた時?
幸せを感じる状況は人それぞれ。
但し多くの人が共通して幸せを感じる時。
それは
なりたい自分になれた時。
つまり
自己実現を達成した時だ。

毎年、メディアがやっている小学生を対象にした将来の夢アンケート。
男の子と女の子のそれぞれベスト3は
男の子は
1警察官
2スポーツ選手
3消防・レスキュー

女の子は
1ケーキ屋 パン屋
2芸能人
3花屋

実現性はともかく、小学生の頃から我々は何者かになりたい、という自己実現欲求をもっている。
ちなみに小学生の私は会社の社長になりたかったが、55歳になった今でもこの夢は叶えられていない。
それでも私は自分を幸せだと感じるのだ。
なぜなら人は自己実現を達成できれば当然良いのだが、自己実現に向かう過程においても幸せを感じる事ができるから。

しかしである。
自己実現に向かうというのは当然だが、今の自分はそうではない、という事。
そもそも既に会社に社長であるならば、社長になりたいという自己実現欲求は持ちようがない。
つまり今の自分が持っていない、今の自分では満足できないから自己実現しようと人は思うのだ
さらにいうと「今の自分に満足できない」というくらいの思いならまだしも、「社長ではない今の俺は価値がない」というように思い詰めてしまうと、それは自己否定につながってしまう。
そして自己否定が進んでいくと、鬱や依存症等の精神疾患を引き起こし、不幸せになっていく。
(幸運にも私はそんな事一切ないが)

強く望めば望むほど
あんなに幸せを願っていたのに気が付くと絶望のどん底に。

そう、幸せを望んで頑張りすぎてはいけない。

私だって、社長になりたいとは思い続けているが、いつかなれればよいかな、とどこかで軽ーく考えている。

だからいつまでたってもお前は社長になれないんだ!

とか言われそうだが、精神のバランスを崩すよりはマシ。

決して自己否定をせず、今の自分を受容しつつ、自己実現を目指す事。

自己実現と自己受容のほどよいバランスをとることが幸せにつながると思っている。

この件は是非、自己実現を達成した人にも聞きたいと思う。

あなたは自己実現して、幸せになりましたか?


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