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スカウトメッセージは結婚式の案内状!? 〜Findyユーザーサクセスで大事にすること〜 Vol.3

はじめまして。Findyユーザーサクセスチームの北川@OnigiriMa_shiと申します。大手証券系シンクタンクにてSIerを務めた後、エンジニアとのキャリア面談エンジニア向けイベントの開催、自社メディア(Findy Engineer Lab)の運営をおこなっております。詳しいことはこちらに書いておりますので、以下略とします。

前回の記事まででは、キャリア面談における心構え質問内容についてふれましたが、本記事では、面談への案内であるスカウトメッセージについて、どのような心構えで行っているか、お伝えしていきます。
本記事の目的としては、以下のとおりです。
・ 採用担当者がスカウトメッセージを送るマインド面の参考となること
・誰かにメッセージを送る際の心構えの気づきとなること

<目次>
・なぜメッセージを送るのか
・数多く届くテンプレートメッセージ
・プロフィールと発信記事はしっかり読む
・メッセージは案内状。届いた人に喜んでもらうために

なぜメッセージを送るのか

 私たちがメッセージとここで呼んでいるのは、Findyに登録しているユーザー様の皆さまに向けたキャリア面談への案内です。こちらを聞くと、「あーあの一度転職媒体とかに登録したらたくさんくるあのメッセージね。」とイメージされる方も多いのかなと思います。
 ここで弊社のユーザーサクセスのポリシーとしてあるのが、必ずしも転職の斡旋を進めるものではないこと。エンジニアの方と面談することは、弊社サービスの改善に繋がることでもありますし、多くの知見を知っていくことはこちらも楽しいことです。そのうえで、皆様のキャリアの気づきや情報をお伝えしたいなと思っています。
 しかし、キャリアというのはその人に合わせた志向、価値観、経験で全く異なるもの。こちらも正確な情報をお伝えするために、面談前にも時間をしっかりとってユーザーの方のプロフィールを読み、発信記事に目を通させて頂いた上で、一人ひとりに対して異なったメッセージをお送りしています。

数多く届くテンプレートメッセージ

単純にたくさん面談するためだけであれば、テンプレートのメッセージを修正して数多く送信すればよいもの。そうしないのは、個人的にも転職活動時の経験があったからです。
転職活動時の私の経験をざっくりまとめると、以下のようなものでした。

・PL経験あり
・金融系基幹システムの保守開発
・Java,Oracle
・経験年数5年〜

 昨今のIT業界での人手不足と相まって、ありがたいことにスカウトメッセージを数多くいただくことができましたが、その時にびっくりしました。

「あれ、みんな同じテンプレートつかってる???」

似通った文章があまりにも多い・・・とはいえ、だから駄目だとかを言う気はまったくなく、メッセージを送る側になった今ではそうなる事情もとてもわかります。
工数の兼ね合い、似たような経歴の方がたくさんいること、書いている技術的なところが難しくてイメージできないこと、などなど。。。
そういったところから、弊社ではより一人ひとりにフォーカスを当てたメッセージとなるように文面を作成しております。

プロフィールと発信記事からより良いキャリアをイメージする


具体的にどこをどういう風に読んでいるのか?それは、Findyのプロフィール欄と、登録いただいているGitHubやブログ記事などは一通り拝見しております。プロフィールでは、

「自己PR」
「この先やりたいこと」
「希望スキル」
「職歴」

などから、どういったところを大事にしているのかであったり、これからどういうキャリアを築いていきたいのか、を事前に考えさせていただきます。
ユーザー目線で言えば、プロフィールを登録するのもけっこうな時間がかかるかと思います。そのため、記載頂いている方については、読むことが礼儀に当たると個人的にも考えています。

そして、QiitaやSpeakerDeck、個人ブログでの発信はより多く見させて頂いております。
これまでの技術研鑽の賜物でもあると思いますし、面談するにあたってその人がこれまでやってきたことや大事にしている部分はそういったところでもふだんから表現されていられるかと考えています。
したがって、こちらも丁寧に読むことを心がけております。

メッセージは結婚式の案内状。届いた人に喜んでもらうために

結婚式の案内状って、届くと嬉しいですよね?イメージはあのような形です。
結婚式でなくても、ふだんお世話になっている人や大事にしている人のメッセージは、もらっても嬉しいし、送る時も思い出を考えたりするのは楽しいもの。根本のところは同じだと、私は考えています。

ですので、このメッセージを届いたら嬉しいかな?喜んでくれるかな?楽しいかな?ということを想像しながら、メッセージをお送りしています。

もしもメッセージが届いたら、ぜひお読みいただけると嬉しいです。
一度でも読んでみたい方は、ぜひプロフィールも登録いただけると幸いです。


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