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イベントレポ-アウトプットからはじまるエンジニアのキャリア戦略 Vol.3〜k0kubunさんとSakitoさんの場合〜

どうも。ファインディの北川(@OnigiriMa_shi)です。DevRelとしてエンジニア向けイベントの開催、自社メディア「Findy Engineer Lab」の運営をおこなっています。

先日行ったイベントのテーマは"アウトプット"。
アウトプットの効能はわかりつつも、業務が忙しかったり、ネタがなかったり、記事の場合はいざ書き始めると筆がのらず挫折したりで、継続するのは中々根気がいることですね。
私自身、ネタがあれば記事などを書いたりするものの、継続できた試しはありません。"アウトプット"の種類は様々だとは思いますが、活かせた記憶は薄いです。

そんな中、先日行ったイベント「アウトプットからはじまるエンジニアのキャリア戦略 Vol.3 〜k0kubunさんとSakitoさんの場合〜」にて、k0kubunさんとSakitoさんのお話を直接聞き、とても学びとなりました。
本日は、その学びを皆さんに共有したく、記事を執筆します。(アウトプット、、!!)

アーカイブで動画もあげておりますが、せっかくモデレートを行い直接お二人とお話したので、その時の熱量を自分の言葉で少しでも皆様に伝えて生きたいなと思います。

なぜ発信/アウトプットをするのだろうか?

そもそも私はアウトプットと発信を混同していました。「発信」は漢字のニュアンス通り、誰かに何かを伝えるものですが、「アウトプット」は"出力"という意味で、インプットしたものをシンプルに出すことが目的のはず。そう、アウトプットは自分の中にあるものをただ出すだけで本来良いはずです。
お二人の話で共通して言っておられたのが、「バズりを狙わない。あくまで自己学習のために行うことが大事」ということでした。
お二人が言われるように、アウトプットは自分が学んだことを記憶の定着や理解のために使うのが優先であり、それが誰かに伝わったり役に立つ、とい
うスタンスのほうがよさそう。

これまで私は何か伝えるときは、「こんなの書いても誰が喜ぶのだろう〜、すでに同じような記事もあるしな」など考えた結果書くのをやめることは多かった。

しかし、一番の目的はしっかりと「学んだことの言語化」におけば、自然とハードルは下がるような気持ちになりました。(こちらの記事を書いてて当たり前だな思いましたが、いざやるときは忘れがち)

アウトプットは自分の分身。事前に知っておいてもらえる

アウトプットは自分の学習のためにするという目的を大前提に起きながら、も、継続してブログや登壇、OSS活動によるアウトプットを積み重ねると、それは人の目に留まることになります。
Sakitoさんが「アウトプットは自分の分身みたいなもの。アウトプットをしておくことで、自分が何をできるかが他の人が事前に理解してくれる。転職や副業でもアウトプットをみて声をかけられた」と言われていました。

確かに、例えばいざ面接でやってきたことを沢山伝えるよりも、実績やスキル的な部分はテキストでの情報のほうが理解されやすい。そのままアウトプットが名刺代わりになるのはとても楽だ。感情や熱意は実際にあって言葉で伝えるべきだが、先に概ねこちらのできることがわかれば、すり合わせはしやすい。

ただ、このようにアウトプットを始める時に"名刺作りのため"、とすると失敗しそう。あくまで自分が学んだことの言語化のためにアウトプットして、発信していくことが望ましいので、折に触れて自戒したい。

継続するにはどうすればよいのか。指摘はむしろ大歓迎の気持ちで

継続には、「楽しいと思えることからやる」と言われるのはk0kubunさん。そもそも自分がやりたい、楽しいと思うテーマじゃないと続かないから、楽しいことを優先しつつも、業務や他のアウトプットも必要に応じて行いバランスをとる、という考え方。

一方で、Sakitoさんは「発信駆動」という表現を使われていて、まず先に登壇することを決めてしまうらしい。これはなかなか勇気がいる。。。確かにこれだと継続するか否かに関わらず、登壇が決まっているから準備をせざるを得ないし、登壇したことがアウトプットの実績にもつながるので、半ば荒療治だが、非常によい仕組みだなぁと思いました。

加えて、始めたてはアウトプットをしていけば、反響が多いほどネガティブなフィードバックも多くなります。
しかし、Sakitoさんは「コメントがあったほうが、新しい考え方見方もあるから、むしろありがたい」といいます。
始めはちょっと落ち込むかも知れないが、そういった指摘はむしろ取り入れていき、価値観が違う誹謗中傷は気にしない、というメンタリティも、慣れていくしか身につかないものだなと感じた。

アウトプットは自己の学びを優先におけば、必ず誰かの学びにもつながる

一番の学びは、お二人とも今でこそ沢山登壇をしておられて、息を吸うようにアウトプットをしておられるが、始めた当初は「自分の学びのため」という点にフォーカスされ、それを継続してきた結果がいまの状態であるということでした。

学びを言語化した上で、自らのため→他者のためという順序にするのがアウトプット状は良さそう。
逆に、「発信」に重きを置く場合は、他者がどう読むか、読んだあとにどういう反応になるか、といった点を重視すべきかなと思います。

お二人と話したことで、学んだことや気づいたことをnoteやTwitter、何かしらの形で残し続けるという気持ちが芽生えました!改めて、ありがとうございました。

ちなみに今回の記事は自分がせっかくお二人と話して満足したことを言語化する、という意味合いで"アウトプット”のために書いています。笑
どなたかの参考になれば、幸いです。

それでは、また次のイベントで!


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