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「サッカーの火を消さない」Jリーグへの投げ銭をしたい理由

皆さん、サッカー好きですか?
おそらくタイトルからサッカーファンの方々がこの記事を見てくれていると思います。サッカーに触れる環境というのは人それぞれ違うと思いますが、今回の記事では日本の最高峰Jリーグの新たな試みに思う事を書いていこうと思います

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【「投げ銭システム」という新しい試み】

早速ですが、Jリーグの新たな試みとはコチラです。

直近でSNSでも話題となっている「投げ銭システム」についてです。
初めて情報を目にした方のために補足説明となりますが、投げ銭システムとは試合中継の合間に良いプレイがあった時、試合がおもしろかった時にインターネット上でお金を払い支援する事です。

おそらくですが、YoutubeのLIVE配信などでやられているSuper Chat(通称:スパチャ)の様な方法でしょう。

僕はこの投げ銭システムをJリーグに是非とも導入して欲しいと思います。
ここからはその導入して欲しい理由を書いていきます。

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【Jリーグクラブが潰れるかもしれない危機に瀕している】

簡単に言うと見出し通りとなってしまいますが、Jリーグクラブを潰さないために投げ銭システムを導入して欲しいのです

私は毎日何かしらの試合を見る程にサッカーが大好きです。その見るコンテンツの1つがJリーグです。コンテンツは皆さんご存知の通りJリーグクラブ、そして選手たちが作り出すサッカーの試合自体です。
このサッカーの試合がJリーグクラブが潰れるとなくなってしまうので、私は投げ銭システムで支援したいと思っています。

これは単純なサッカー好きおじさんの感情から考えるものではなく、Jリーグクラブが潰れそうになっているのが経営の数字から分かるからです。

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【数字から紐解くコロナ禍のJリーグクラブの状況】

何で潰れそうかが分かる具体例をここから書いていきますが、説明に必要なクラブ経営を支える3大収入について先に解説します

まず、1つ目は入場料収入です。
字のまんまとなりますが、スタジアム観戦の入場に必要なチケットを販売する事で得られる収入です。

2つ目は広告料収入です。
こちらは選手たちが身につけているユニフォームや、フィールドのゴール裏看板などにスポンサーが会社・サービスロゴを掲示する広告を販売する事で得られる収入です。(ユニフォームやフィールド上だけでなく広告メニューは実は多岐に渡ります。)

3つ目はグッズ収入です。
クラブそれぞれで制作しているクラブ固有のグッズを販売をして得られる収入です。一番メジャーなのは、チームユニフォームでしょう。その他にもタオルや旗、マフラーなどいろんな商品があります。(川崎フロンターレは優勝すると風呂桶を優勝シャーレっぽいという事と風呂(フロ)にかけて販売していたりします。→ https://www.frontale.co.jp/info/2019/0227_1.html )

この3大収入がどこのJリーグクラブも収入の根幹となるのですが、それが分かるのは各Jリーグクラブが日本プロサッカーリーグ(Jリーグを運営する公益社団法人)のルールの基、経営情報を開示しているからです。例として浦和レッズの経営情報が下記リンクとなります。(※営業収入は全ての営業を取りまとめた収入の合計です。)

上記リンクの浦和レッズの2019年度の経営情報を例にすると、全体の収入の各収入の割合は、入場料収入が約28%、広告料収入が約47%、グッズ収入が約11%となっており、営業収入全体の約86%となるのです

ここまでの解説をご覧いただいて分かっていただけたと思います。。

「試合やらないとJリーグクラブって経営やばくない?」

ということが。

このコロナ禍で2月中旬から試合が全て延期となっているので3月・4月は入場料収入0です。このまま行けば5月もおそらくそうなるでしょう。

さらには試合がなくお客さんがスタジアムに来ないので、グッズ収入もかなり低迷している様です。(おそらくはネット販売でわずかにはあるはずだが。。。)

さらにさらには、ユニフォームやゴール裏の看板などの広告枠は試合がないと掲示できないので、スポンサーが離れ広告料収入が大きく減収するかもしれません。(おそらくJリーグが全て中止になっている訳ではないので完全なスポンサー契約解除にはなっていないと思いますが。。。)

ここまでご覧いただけたらなぜJリーグクラブが潰れるかもしれないかお分かりいただけたと思います

支出も人件費が多くを占めるので逼迫しているのは間違いないと思います。現に下のサガン鳥栖のニュースが出たりしています。(サガン鳥栖の場合去年の状況もあいまってという感じだが。)

上記の理由から僕は投げ銭システムを導入して少しでもJリーグクラブに収入を得て欲しいのです。日本のサッカーの根幹を支えるJリーグクラブが潰れないために。

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【日本のサッカーの火を消したくない】

ながながと解説してしまいましたが、結局は私は日本のサッカーの火を消したくないのです。

毎日見るくらいに好きだからでしょ? と思う方もいらっしゃるかと思いますが、おそらく多くの方がサッカーのW杯は見たことあるんじゃないでしょうか?

日本のサッカーを支えるJリーグクラブがバッタバッタと潰れれば確実に日本のサッカーレベルは落ちます。そしてW杯にも出られなくなると思います。

トルシエジャパンで初めて日本代表が決勝トーナメントまでいった2002年日本W杯。本田圭佑のゴールを皮切りに絶望の淵から決勝トーナメントまでいった2010年南アフリカW杯。ハリルホジッチ監督が解任されやばいやばいと言われながら決勝トーナメントまで行った2018年ロシアW杯。

これらの大会・試合に何かしら影響・刺激を受け、感動した方が大多数ではないでしょうか?
(個人的には2006年ドイツW杯のブラジル戦後の中田英寿がフィールドで寝っ転がっているシーンが印象的だが。。)

そんな感動するシーンを、エピソードを見られなくなるかもしれないんです。そんな事に僕は絶対になって欲しくないです。だから投げ銭システムを導入して欲しいし、導入されれば投げ銭していこうと思っています。

もちろん、自分の生活もあるのでできる限りでとなりますが、同じ思いを持った人たちは多くいると思っています。

日本の多くのサッカーファンで日本サッカーの火を維持しようじゃないですか。夢を見せてくれているJリーグを存続させようじゃないですか。それができるのが投げ銭システムだと僕は思っています。

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【最後に】

と、暑苦しく話が大きく飛躍した僕の思いも書いていきましたが、投げ銭システム導入するにもいろいろハードルがある様です。投げ銭(寄付)の税制上の問題や、システム上の問題、他団体との調整、などですね。なのでJリーグ側も前向きながらも慎重に検討している段階だと思います。
下のニュースご覧いただけたらより分かっていただけると思います。

しかし、クラブ経営者もかなり頭を悩ませているので、是非Jリーグとして導入を前に進めていって欲しいですね。

※昨年までヴィッセル神戸に在籍され、今は引退されている那須大亮さんのYoutube動画「【どうなるJリーグ】鹿島アントラーズ社長小泉文明に聞く、クラブの現状とは。」です。※

Jリーグが最初にやって成功すれば、海外のリーグや他のスポーツも導入を検討しだすと思うので、ブランディング的にも良い気もします。

もちろん他の方法もあると思うので、投げ銭システムにのみ固執して検討をしていくのではなく、他の案のブレストとブラッシュアップの連続になっていると思いますが。
現に経営的に大きくインパクトする下記の様な動きもあります。

しかし、親会社の経営基盤にもよりますし、スポンサーは先に書いた通り離れていく可能性が大きく考えられます。

そんな中で私たちファンが今できる事といえば、ネット販売されているグッズを買ったり、サッカーを忘れないためにニュースやSNS情報を見たり・拡散する事くらいでしょう。
日本サッカーの火を消さない一助となれる新たな試み「投げ銭システム」を是非ともこのコロナ禍の窮地に導入して欲しいと僕は思っています。


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