Step to マラウイ

資本金2,000万円がようやく貯まった。
厳密には8月の決算を終えて、税金を払って計算してみないとまだわからないけど、ほぼ貯まった。あとは売上を維持して無駄な支出をしなければいいだけ。
8月まで静かにしていればいいだけ。
そうか、現状維持か。
それって退屈だな。

自分はメンヘラの中二病なので同じ毎日を繰り返しているとすぐ鬱になる。大体1ヶ月に1回、早い時で1週間に1回くらいのペースで、なんで俺はこんな同じことを繰り返して、つまんない人生送っているだろうと悩む。明日これで死んだら絶対後悔するわと。
今の自分では想像出来ない、想像の範疇を超えたことをやっていかなきゃ、死んだ時に絶対後悔する。

現状維持なんかしてる場合じゃないで、もっと挑戦しろ。

よし、決めた。
シンガポールに行って会社を作ろう。
そこからすぐに3回目のワクチンを打ってしっかり2日寝込んだ後にシンガポール行きのチケットを予約した。
今はワクチンを2回以上受けてればシンガポールへは隔離やPCR検査もなく行ける（日本へ帰ってくるときはPCR検査必要）。

成田空港に久々にやってきた。空港ではまだ閉まっているお店や航空会社が多く、人も少なめで、ちょっとまだ寂しい。
飛行機の中もガランガランだった。
でもこの出国する時に通る検問は、いつもワクワクと高揚感でいっぱいになる。

ところで、なんでシンガポール？
って感じだけど、まだマラウイでやれる力が残念ながら俺にはないし、会社の力もまだまだ弱い。
何回も言ってるけど貧しい国で、貧しさで亡くなる子供をなくすために自分は起業した。
大学生の時にアフリカに行ってJICAや国連の活動を見学する傍らマラウイにも足を運んでみた。
その時小さな村で貧しさに苦しむ子供や物乞いする子供を見た。
帰りのホテルで、受付の現地のおばちゃんにあの子をなんとかしたいって言ったら、「どうやって？」と聞かれ答えることが出来なかった。
「今は答えはわからない。でも答えを見つけてまた必ずここに戻ってくる」とそのおばちゃんに伝えた。
それからアメリカの大学でしこたま開発学を学び、今の事業、この人材紹介と派遣についてのリサーチペーパーを書いた。
ただ純粋に今その事業を進めている。

おいマラウイのおばちゃん、俺は答えを持って段々あんたに近づいているぞ。
日本、シンガポール、インド、欧米でも会社を成功させて、必ずマラウイでも会社を設立して、膨大な雇用を生み出してやる。
そしてこの世から貧困を消し去ってやる。

そんななわけで飛行機に7時間ほどのり、シンガポールのチャンギ空港に着いた。
よーし。法人設立するぞー。

・・・ん？空港に着いて気づいた。
そういえばシンガポールでどうやって会社って設立出来るんだろう？

続く・・

（モノマネ一発芸なんでもやるんで誰か知り合い紹介してください。飲みいける知り合いもいなくて困っています）