見出し画像

Bリーグ2022-23振り返り・B2(10)越谷アルファーズ

元を辿ればB3からの昇格組ながら、3季連続で上位戦線を張ったこともあって、すっかり「B2の強豪」としてカウントされるようになった越谷。ただ、チームは競争力を維持しつつも、歴史的な観点からの過渡期に差し掛かっているようだった。その不安定さはシーズン終盤に入ってより大きく見られるようにもなり、プレーオフでもクォーターファイナル唯一のアップセットを許す結果に。昇格までの道筋が一瞬ながら照らされていたはずの彼らの命運は、どこで分かれてしまったのかを辿っていく。

2022-23シーズンの戦績

昨季はプレーオフでFE名古屋に大差を付けられてQF敗退となった越谷。機動力と強度の両立が課題となり、大黒柱の#5アイザック・バッツの相棒が#32ジャスティン・ハーパーに交代。さらにブラクストン・ハギンズやジョナサン・オクテウスなどハンドラー外国籍を確立する前に戦いが終わった中で、ウイング系外国籍として#1ブレコット・チャップマンが加入。加えて、日本人選手としても昨季青森で気を吐いた#11駒沢颯、長年A東京で存在感を見せてきた#13菊地祥平を獲得。これを就任2季目の桜木ジェイアールSVCがどう舵取りするか…という戦いが注目された。

ここから先は

3,971字 / 1画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

より良い記事を作るため、皆さんからのサポートをお待ちしております!