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Bリーグ2022-23振り返り・B2(9)熊本ヴォルターズ

クラブ創設10周年の節目に、「NEXT STAGE」を掲げてB1昇格を目指した熊本。昨季セミファイナルに進出し、今季こそ…というはずが、チームは西地区の争いから次第に取り残される形でシーズンが経過。地区3位のポジションからプレーオフには2年連続での進出を果たすも、昇格を果たした長崎を相手に敗れて終戦。上位陣と比べると戦力だけとは言えない差も、いくつか見えてきたシーズンでもあった。来季以降への動きも含めて見ていきたい。

2022-23シーズンの戦績

昨季終盤に、パワハラ問題から経営陣が総退陣となった熊本。コート上の面々でもドナルド・ベックHCがGM兼任で続投となったはずが、指導者養成コーチとして一歩引いた形となった。

選手の顔ぶれとしては木田貴明(A千葉)、佐々木隆成(三遠)、そして昨季得点王のLJ・ピーク(茨城⇒長崎⇒横浜EX)やジョーダン・ハミルトンなど、オフェンシブな面々がこぞって退団する事態に。その一方で#30テレンス・ウッドベリーが5シーズンぶりにチームへ復帰。さらにハンドラー不足の懸念に対して#21田渡凌を獲得。さらに#15谷口光貴や帰化選手の#16ソウシェリフなど、実力者たちも揃って回っていけば…という戦いになるはずが、チームはなかなか良いところが見せられないシーズンを送っていく。

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