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Bリーグ2022-23振り返り・B2(8)福島ファイヤーボンズ

B1昇格が東地区から続く中、後を追っての挑戦を目指した福島ファイヤーボンズ。大型補強を続けた一方、継続となったメンバーや欠けたままの首脳陣の穴は遂に埋めることが叶わず。B2では久々となる「巨大戦力の憂鬱」となってしまった。勝てば官軍、負ければ賊軍。期待値とのズレはどのように起こっていたのか、大幅なチームのリビルドが始まったこのオフまで含めて振り返る。

2022-23シーズンの戦績

Bリーグ開幕以来の指揮官だった森山知広が退任し、ACだった佐野公俊がHCに昇格。その一方で昨季の躍進を支えた、市岡ショーンやアレックス・マーフィーらが退団しており、チームメイクからのやり直しでもあった。

バックコート陣に茨城で快速PGとして戦った#14髙橋祐二が加入したほか、「昇格請負人」ビッグマンの#88グレゴリー・エチェニケが広島から移籍。さらにSR渋谷を退団していた#55ジョシュ・ハレルソンが加入。強力なフロントコートを得たようにも思えたが、先述した市岡の退団に加えて、アジア特別枠としてPGの#7チョン・ギボムを獲得。ビッグユニットに対するバックアップ無しという状況がどう作用するか…というスタートとなった。

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