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Bリーグ2022-23振り返り・B2(14)佐賀バルーナーズ

B2参入を果たして以来、2季連続でプレーオフQF敗退となっていた佐賀バルーナーズ。強力なカードを抱えつつも、それがフルシーズン計算できないことの繰り返しでシーズンを送る中、ついにブレない切り札を手に入れたチームはこれまでとは違う「耐え」の展開を手にした。

新たな「家」を手にして、初めて地元で挑んだプレーオフ、迫ってきた歴戦のライバルたちを退け、ついにB1昇格を成し遂げ、そのままの勢いでB2優勝まで走りきった。ついにB2を「西高東低」に持ち込んだのは、チームの積み重ねと融合を、信じて重ね続けた結果だろう。

2022-23シーズンの戦績

絶対的ハンドラー、#2レイナルド・ガルシアが今季もバックコートの中心に据わった佐賀。昨季途中で加入した#7西川貴之は一度リスト入りからの再契約を果たし、こちらもチームの中心に。石谷聡が引退して首脳陣入りした中で、ベテランハンドラーとして島根から期限付きで#5山下泰弘も獲得。

また、ガルシアを引っぱる関係でどうしても帰化選手である#10ファイパプ月瑠に負担が集中していたところに、琉球から#32満原優樹、ウイング・インサイドの強化にはペリー・エリスに代えて#60チェイス・フィーラー、マイルズ・ヘソン(今季香川⇒富山)も#22ミカイル・マッキントッシュにスイッチ…ということで、これまで見え隠れしていたチームの弱点に対して着実に解決策を持って戦いに来たのである。

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