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起業して思う事-17 中国企業との取引、これからどうする!


日本企業の平均寿命は27年とか30年などと言われていますが、中国の企業は5年~7年などと言われています。なぜか?一言で言うと日本より環境の変化が激しく目まぐるしく環境が変化・進歩しているのでしょうね!


中国では春節前には多くの注文が来ますが、海外からの注文が多くここまでコンテナ不足にはなるとは思っていませんでした。世界の工場からIT大国への変化をつげている中国。これだけコンテナが不足するのはまだまだ中国工場に世界が依存をしているという現れですね。

日本との貿易を見ても、アメリカより二倍以上中国と貿易をしているので、中国との関係はより良く保つ方法が望まれるのではないかと思います。

『マクロ視点』で見ると政治的な思惑が複雑に絡み合うので、フリーランスにとってはマクロで見てそして、より『ミクロ視点』で見るのが大事かと思います。ミクロ視点、つまり狭い範囲や小さな単位で見ていくことですが、私にとっては工場という単位に当てはまるかと思います。

最近ですがある化学薬品の工場がまた爆発事故を起こしました、これがきっかけで私と絡みのある工場は軒並み材料不足に陥りました。アメリカや中国の需要が回復してきているのも要因ですが、さらに材料の取り合いに拍車をかけたのが中国の春節です。中国では早いところで1月後半から春節の休みにはいり、2月後半まで休みとなります。そのため、春節前の注文が2か月分となるのでその材料が不足してしまったのです。

既に春節休みにほぼ入っているので、この後は少し落ち着くのではないかとみていますが、海外との商売はいつ何が起こってもおかしくないように常に次の手を考えておく必要があるかと思います。

15年間の訪中で、およそ100社訪問をしています。多くは化学工場で、それを元に加工する工場や、完成品にする工場など含めると200社近いと思います。中国の日系企業が多いですが、台湾系・香港系含めて純粋な中国系企業も多く訪問し、特に中国系企業は力を付けてきています。

何度か経験があるのですが少し危険だなと思う事は、独立して会社を立ち上げたいという人がとても多い事です、そのような中国人とは個人的に沢山飲んだり話を聞いたりしました。

この技術があれば一緒に何かやりたい・・誘惑?多かったです。少し誘いに乗りかけた事もありましたが、その当時はまだサラリーマンだったのでお断りしましたが、今考えると危なかったと思います。

日本と違い、転職を繰り返すことで色々な経験を積んだと評価されることも多く、起業に向かって行く人も多いのではと思います。ある特殊の技術を有する事は生涯保証されたような風潮もあり、高額な給料を望む人も多いのではと思います。

気を付けなければいけないのは、新しく起業する人についていこうとしても裏を取る必要はあります。


どこから持ってきた技術なのか?

起業に参加するメンバーは?

原材料メーカーと良い関係があるのか?

作った商品を購入してくれるお客さんとの関係は?

株を何%か買って欲しいなどと言われて無いか?

株主はだれか?

会社(工場)の土地や建物の持ち主との関係は大丈夫?

品質保証はどうするの?

等々

中国でたとえ友人でも共同で起業して会社を立ち上げるのは、慎重に慎重を重ねて進める必要がありますよね!日本でもそうですが、海外で会社を立ち上げるのは面白そうですがより慎重にと思います。

それがあだとなって、少し慎重すぎているかも知れませんがちょっとトラウマ的な出来事がありました!危ない・危ない・・事が過去ありましたので改めて書きたいと思います。


いつも最後までありがとうございます


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