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見えない会社-2

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見えない会社は新たなマガジンにして行こうと考えています。

先日、ニュースで見た方も多いのではと思いますがシアン化合物を垂れ流していた会社が謝罪会見をしました。その企業の謝罪会見、私は唖然としてしまいました。そのような猛毒を何度も垂れ流し、川の色が変わり魚が大量死して近所の方々の不安がMAXな状態でのあの謝罪会見は如何なものかと思います。


2019年2月から22年4月に工場で実施した排水口の水質検査でシアンが39回も検出されていたが県などへの報告は無かった。シアン化合物は東京湾に流出していたと見られています。(ヤフーニュース・各社新聞等)


コンプライスの意識があったのか?無かったのか?ニュースだけを見るとあるとは言えないと思います。河口付近で魚釣りをする人も多く県は釣った魚を食べないように呼び掛けているとか、如何なものですかね?既に東京湾に流れ出してから3年が経過しているが健康被害の報告は無いとの事ですがそれでいいのですかね?



そもそもシアン化合物って何ですか?

26種類の特定有害物質にシアン化合物は含まれています。その中で六角クロム・水銀・鉛などと同様の第二種特定有害物質にシアン化合物は含まれます。イタイイタイ病の原因はカドミウム、水俣病は水銀が原因ですね。過去には歴史に残るこのような事件が何度もありました。

シアン化合物の場合、口や皮膚から体内にはいると細胞の呼吸が止まり、中毒症状を起こします。(ホスピタ:シアン中毒参照)


シアン化合物で有名なのは【HCN】で、常温ではガスで別名「青酸ガス」と言われています。強い毒性をもっていますので取り扱いにはとても注意が必要です。その反面シアン化合物は産業には欠かせない物質です。シアン化合物はメッキや鋳造などにも広く使われています。

また、シアン化合物は天然にも存在をしています。天然由来の研究も進んでいるか分かりませんが、シアン配糖体と言われてアーモンドやあんずのタネ、リンゴのタネなど色々な果物のタネに含まれていますので、種を沢山食べるのはあまりよくないかも知れません。


化学薬品は数えきれないほど種類があります。その中で危険物や有機溶剤、特定化学物質、毒物劇物、今回の特定有害物質など色々な取り扱いの資格があります。私も関連資格を多く持っていますが、化学工場でのそれぞれの部署での役割や報告義務などを今一度見直して、再建をして産業界を引っ張って欲しいと思います。

化学薬品を扱う同じ人として業界でカバーできるような仕組みができればとも考えます。


少しまじめな記事でした!


おつかれ生です・・・🍺



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