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エチレン・プロピレン・ブタジエン・ベンゼン・トルエン・キシレン等の廃棄物を集めたら?


いつもありがとうございます。

色々な物が値上がりしていますよね。2022年4月まさに今月からスタートした『プラスチック資源循環促進法』の影響も大きいように思いますが、我々の生活も少し変化させて限りある資源の事をもっと考える必要があるかも知れません。

資源の少ない日本は中東などから原油を買い、石油精製工場でガソリン・ナフサ・灯油・軽油・重油などに精製されて様々な生活に欠かせない物に変わっていきます。その中で分類されたナフサはプラスチックや合成繊維、合成ゴム、各種溶剤や塗料などこれも様々な製品に使われています。


題目に書いた『エチレン・プロピレン・ブタジエン・ベンゼン・トルエン・キシレン等』が全てではありませんが、例えばPETボトルなどの樹脂製品に変わっていきます。ペットボトルはリサイクルでも注目を浴びているのではないかと思いますが、世の中には様々なプラスチック製品があります。

個別に回収してリサイクルとして再利用するのももちろん必要ですし、皆で意識を高めて行く必要がありますが、例えば日本で300万台/年廃車となる自動車のうち約半分は埋め立てとして処理されています。


種類の多いプラスチック製品や部品を種類ごとに分けて回収してそれぞれの材料を扱う業者で処理をして再利用するのではなくて、全く違う方法で処理ができれば、分別と言う手間が省けるかも知れません。

プラスチックであれば分別せずに、全てのプラを回収して加圧と加熱で一旦溶かしてしまい、そこに天然由来の材料を混ぜることでバイオナフサを作ることができます。そこから改めてナフサ分解工場で各材料に再分別ができればと思います。既存でナフサ分解工場は稼働しているわけだし、バイオナフサという考え方はこれから増えると考えています。


現在の石油精製の仕組みから石油化学製品ができるまでの流れがとても分かりやすく書いてありますので、勉強かねて見てください!



原油⇒ナフサ⇒プラスチック類というこの流れを逆に進めばという考え方です。既に油化技術とう取り組みは随分前からありますが、加熱のコストなどがかかることから多くの企業は既に撤退しています。

そこに商売のタネがあるように思いますが、越えなければいけない壁も多く感じます。化学薬品をあつかう仕事をしているとバイオマス・バイオ・天然由来などの言葉を最近急に耳にするようになりましたので少しですが調べてみました。


原油からナフサやガソリン・灯油・軽油・重油・灯油等に分類されますがプラスチックに変わるナフサは原油の10%程度で、残りの90%はガソリンや灯油や軽油等に使用されていますのでプラスチックのリサイクルも大事ではありますが再生可能エネルギーの技術革新などが最優先に感じています。

あくまで個人的な意見です。



作る企業に責任はありますか?
使う我々に責任がありますか?
売る責任は考える必要ありませんか?


SDGs12:作る責任・使う責任
ここにこだわっています!!




いつも最後までありがとうございます。



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