”たった3回の受験でTOEIC L&Rで900点をとった攻略法”Chapter 6:PART3と4の攻略
こんにちは。TOEICアドバイザーのまさるです。
実は……風邪をひきました。鼻とのどの調子が悪いです。テスト勉強も大切ですが、休むことも大事です。
確かに、完全に休んでしまうと強い罪悪感と焦りを感じるので、最低PART2の問題を少し取り組んで、あとは休みましょう。PART2は紙もペンも要らないので、耳だけで勉強したことになる、ある種コスパの良いパートです。
では、さっそく本題へ移りますね。
Chapter 6でご紹介した、根本対策という教材にに取り組めば、PART3や4のディクテーションもできます。
さらっと書きましたが、PART2との違いは作業量が増えるだけで、難易度的にはそこまで大きく変わらないと思います。
難易度は概ね同じで大変さだけが増える、ということです。
ちなみに僕の場合は、公式問題集を使ってディクテーションしてました(PART1〜4すべて)。大問を一つディクテーションし、そのあと音読5回、シャドーイングを5回やってから次の大問へ移る、みたいな感じで進めてました。
ちなみに、「音読」とは英文を実際に自分で声に出して読んでみる訓練です。正確に言えば、原稿を見ながら音声に合わせて読んでいきます。思った以上に口が回らないのですが、多少うまくいかなくてもOKとしてあげてください。
ちなみにですが、人は自分が読める速さでしか理解できないそうです(どこで見たのか覚えていなくて恐縮です)。
ネット上にあふれる日本語の記事なんかは、サラッと読めるし、個人差はありますがある程度高速に音読できるはずです。
周りに誰もいなければ、このChapterをはじめからここまで音読してみてください。結構軽やかに読めたはずです(読めるはずです)。日本人が日本語の文章を読めば、速く読めるものなのです。
でも逆に、あなたが英文の音読に慣れていないと、大量の文章を読むのに時間がかかってしまうのです。そこで、音読という訓練を積んで、英文に慣れていきましょう、ということなのです。
そしてもう一つの「シャドーイング」は、聞こえてきた音声を自分で再現してみる訓練です。この訓練では原稿は見ません。聞こえた音を極力忠実に再現するものです。事前に原稿を見ていても、意外と難しいですし、負荷が高いです。狙うスコアによっては音読10回で済ませてもよいかもしれません。
ディクテーションがある程度できるようになれば、話されている内容はそこまで難しいものではないため、スコアの稼ぎどころです。単純に問題の数が多いということもありますが。
正直なところ、PART3と4は「準リーディングパート」という印象です。設問と選択肢が印刷されているため、何が問われているのか瞬時に読み取って、各選択肢の正誤判定をしていくことになります。なので、語彙力が足りてないと、会話は聞き取れてるのに正解の選択肢が選べない、もしくは時間がかかりすぎてほかの問題が解けない、という結果になります。
これらのパートで活躍する解答手法として「先読み」というものがあります。名前の通り、会話が始まる前に問題文と選択肢を先に読んでおく、という手法です。
何が問われるのか事前に分かった状態で聞くのと、そうでないのとでは正解数に大きく違いが出ます。英語を聞きながら選択肢を読み正誤判定をする、というのは想像以上に難しいです。この負担を少しでも軽くするために、先に読んでおくことが重要となります。
ちなみに、このテストは4つの国のスピーカーが読んでいます。
アメリカ(女性):一番慣れ親しんでいるザ・英語みたいな感じです。大体の教材はアメリカ英語の発音が収録されてます。聞き取りやすいほうではありますが、一息で複数の単語を発音するので、「今の何?」とちょくちょくなります。例えば、「get it up」が「ゲッリラッ」みたいに聞こえます。
カナダ(男性):一番聞き取りやすいTOEIC界の良心。アメリカ&カナダの組み合わせがやっぱり解答しやすいです。
イギリス(女性):かなりクセが強い発音です。慣れていないと「何言ってるのか全然わからん」となります=大きく失点するという悲劇が起こります。ディクテーションをしててもしょっちゅう「何て言ったの?」となります。
オーストラリア(男性):一番聞き取りが難しいように思います。モゴモゴした低音は本当に聞き取りづらいです。イギリス&オーストラリアの組み合わせの正答率は低くなりがちです。
先ほどさらっと書いたのですが、PART3と4のディクテーションは公式問題集を使用しました。音に慣れるためには公式の問題が一番近道です。問題集のスピーカーが実際のテストでも問題文を読み上げるので、慣れ、という点では最強です。
聞こえた音と問題文の原稿とを見比べて、地道に調整していくしかないかなぁと思います。「この単語ってこう読まれるんだ(こう聞こえるんだ)」という経験を積み上げていく、というのが地味ですが確実です。
僕がPART3・4対策に使用したのは下記の教材です。
◆公式問題集3~5 (ETS (著) 国際ビジネスコミュニケーション協会(出版社)):ひたすらディクテーションしてました。何度やっても聞き取れない部分はありますが、そこは「僕は日本人だし」と多少開き直って取り組んでいました。aやtheやs(名詞の複数形)が聞き取れなくても、解答に影響はありません。
◆TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4 (早川 幸治;ヒロ 前田 (著) アルク(出版社)):究極のゼミシリーズの特徴は正答率が載っていることです。落としても仕方ない問題と、落とすとまずい問題がわかります。この教材はディクテーション用というよりか、力試し的な位置づけで使用しました。
※スタディサプリ TOEIC® L&R TEST対策コース:基本的にはオンラインのサービスなのですが、実は紙の問題集が買えます。ちなみに僕は全パートの問題集と模擬試験10回分を購入しましたが、一番よく使ったのはPART3・4対策の問題集で、模擬試験は2冊目で断念しました。
お疲れさまでした。次回はPART5と6の攻略についてですが、相当長くなるので前半と後半に分けようかと考えています。
今回の解説があなたのお役に立てたのであれば、僕は嬉しいです。
最後に、マシュマロでご質問をお受けしております。
なにか聞いてみたいことがありましたら” コチラ ”までどうぞ。
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?