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ほとけさまのおしえ「支持率」

 政治の世界で大切な統計の一つに「支持率」があります。

 どれほどの割合で人々の支持を受けているのか、つまり「賛同する人の割合」を表したものです。

 支持率が高くなればなるほど、その人の政策に賛同する人が多いということになり、支持率が高いと「力強く」政策を進める事が出来ます。

 でも一方であまりにも高すぎる支持率はかえって不自然であると思われるでしょう。

 様々な人々が暮らすこの社会で、そんなに高い支持率は得られないという暗黙の了解もあるのかもしれません。

 また低い支持率はその人が信任されていないという評価に繋がります。

 なので「適度な支持率」が重宝されるようです。

 実は宗教の世界でも、支持率は大きな要素を占めます。

 世界的に見れば、キリスト教徒の割合が最も高く、次いでイスラム教が高いのです。

 そして仏教は世界的に見ればわずか「七パーセント」に過ぎません。

 でも少ないからという理由で、考え方を「否定」されるわけではありません。

 むしろマイノリティが多いほど、「多様性」が保たれるでしょう。

 支持率が高いと言うことが強さになり、大きさになるのが世の常です。

 でも私は、「ひっそりとしたたかに咲く花」にも、とても魅力を感じます。

 仏教の教えが「心に残る花」になれるように、お伝えしていければと思っております。

☆今日の一句☆

 支持率は
    高けりゃいいって
           もんじゃない

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