仏教に学ぶ生き方、考え方「受験について考えること」
いよいよ「受験シーズン」が真っ盛りになってきました。
遠い昔に受験を経験した私も「この時期」になるとまるで自分のことのようにドキドキしてしまいます。
本当は「全ての人」が希望の進路に進んでいただかたいのですが、受験というものは必ず「不合格」の人が出ます。
なので「合格するため」に一生懸命勉強されていることと思います。
そんな皆さんに、こんなことを言うのはなんですが、仏教的には実は「不合格こそ経験してほしい」ことだと思っております。
なぜかというと、そういう「壁に当たった」とき、「思い通りにならない」ときにこそ、「人生の意味」を考えることができるからです。
不合格は「苦しい」ものです。
ではなぜ苦しいと感じるのでしょう?
それは「思い通りにならない」から苦しいのです。
そして多かれ少なかれ、思い通りにならないことは「必ず」経験します。
病気然り、年を重ねるも然り、この世を離れるも然り。
それ以外にも、たくさんの「思い通りにはならないこと」が次々と波のようにやってくるのが「人生」です。
こんなことを受験生に言うのはまだ「早い」と言われそうですよね?
でも決して早いということは「ない」のです。
むしろ若いうちに「思い通りにならなくて苦しむということ」にどう対処すればよいのかを知っておけば、それは「一生の宝」になると思っています。
苦しみを苦しまずにやり過ごす方法、それは「思い通りにしようとしない」ことです。
もし不合格なら「俺を落とすなんて見る目がない大学だな」と思うくらいでいいのです。
そして、さっさと次の道を探す方が人生を楽しく歩めると思います。
言っておきますが「受験」までは思いっきり合格を目指してください。
そして終わったら後は「ご縁」に任せる、これこそが仏教の考え方だと思っております。
☆今日の一句☆
受験生
吸いも甘いも
糧となれ
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