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仏教に学ぶ生き方、考え方「縁起」

 皆さんは縁起物を手に入れたり、縁起を信じたりしていますか?

たぶん、縁起物というのは「いい運勢が向いてくる物やこと」と思っていらっしゃる人も多いと思います。

 でも実は仏教の「縁起」とは、「縁によって起こるもの、こと」という意味があります。

 例えば一粒のタネがあるとします。これだけでは芽は出ませんよね?タネから発芽するには、暖かさや水、土、養分、太陽の光といったものがあって初めて芽を出すのです。

 このように縁があって起こることが「よいこと」であれば、「よい結果」をもたらし、「良くないこと」ならば「悪い結果」となって表れるのです。

 ここで言う「よい、悪い」も、実は「自分にとって、すぐに感じられる」ものなのです。なのでいいか悪いかは実は長い目で見なければいけないときもあり、判断が曖昧なときもあります。

 結果を起こそうとすれば、「因(タネ)」と「縁(太陽、水、温度など)」の両方が必要になってきます。

 逆に結果を起こさない様にしようとすれば、「因」と「縁」のどちらか、または両方をなくせばいいのです。

 この考えは仏教の基本ではありますが、とても科学的で分かりやすいですよね。

 今日は「仏教は科学」なのでは?と感じることができるお話をさせていただきました。

 ☆今日の一句☆
   因と縁
     合わせて全てが
           出てくるよ
       

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