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仏教に学ぶ生き方、考え方「都会に暮らす人たちへ」

 みなさんもご存知の通り、私は「地方の田舎」に暮らしております。

 どれくらい田舎なのかというと、普通に「お猿さん」が家族で夏みかんを食べに来たり、「鹿の親子」が境内の中庭で横たわって寛いでいるようなところです。

 そして春はうぐいすが鳴き、夏は蝉が鳴きホタルが飛ぶようなところです。

 ですので時々都会からやってみえる方は、お猿さんの姿を見るたび驚き、トカゲやイモリが本堂の入り口を行き交おうものなら、「金切り声」を上げたりされます。

 そんな方々が住んでいらっしゃる都会に時々出かけると、特にこの時期は「過酷」さが身にしみるのです。

 電車に乗るのに、人をかき分けて「入場口」を探し、沢山あるホームの番線から自分の乗るべき「電車」を探し、乗る電車の種類によって違う印を見つけてそこに「列を並んで」待ち、乗ったら乗ったで人とぶつからないように「気を遣い」、、、、ということを一つひとつ「意識している」のが大変だなと思うのです。

 都会にしかないものも多いと思いますが、それを「欲しがる人」も多いのが都会でもあります。

 人波に揉まれてふと自分の心が「透けてしまう」ことがあったとしたら、その時に田舎の片隅で仏様の願いを信じ、求めている人がいるということを、思い出していただけたらと思っております。

 そして田舎に住む私が発信する何気ない仏教話が、都会の乾きを潤す「清涼飲料水」になってくれれば嬉しいのです。


☆今日の一句☆

 我は知る
    都会暮らしの
         物凄さ

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