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高校で留年寸前まで落ちこぼれた僕が今、上場企業の顧問になれたワケ

小学校は公立で、成績は普通。
中学校も公立で、たまに授業をサボるように。
高校も公立で、授業をサボりまくって成績は学年でビリ。

高校では学校に行く気力もなくなってて、高校1年で免許を取ってすぐバイクで通学するように。校則違反なので、先生にバレて謹慎を食らうってことが2回ほどありました。

留年寸前まで落ちこぼれ

高校2年になると出席日数が足りなくて留年寸前に。先生から「留年したくなければ今から毎日、放課後に補修だ」と言われ、渋々ながら補修を受けてギリギリで3年生になれたほどでした。

そんな状況が親にもバレて呆れられてしまい、「アンタみたいな子はもう家から出ていきなさいよ」と勘当されてしまうことに。卒業式前に一人暮らしを余儀なくされました。

もちろん大学なんてどこも入れず、専門学校に通うことに。
その当時の写真がこちら。

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いやー、見るからに落ちこぼれてますね。
そんな人間が、自動車整備の専門学校を卒業してトヨタに入ります。

そして、整備士→IT企業のエンジニア→ベンチャー企業のCRM担当→中小CRM企業の現場担当→大手人材企業でマーケティング担当→マーケティング企業とわたり歩いて、独立。

現在は会社を経営し、複数社の一部上場企業の顧問としても働いています。

これは、韓国で経済紙のインタビュー取材を受けた時の写真。

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いやー、全然変わりましたね。
人間、変わるものです。

では、なにが自分を変えることになったのか。
ひとことで言うなら「勉強」です。

「なんだ、そんなことかよ」と思うかも知れません。

しかし、僕がやったのはただ単に勉強をすることではありません。どんな局面でも『まず、勉強方法を勉強する』ってことでした。

「勉強のやり方」が不満だった

実は、小学校時代から高校時代まで、ずっと学校の勉強方法に疑問がありました。勉強する内容以前に、「勉強のやり方」が不満だったのです。

例えば、以下のような不満。

・漢字を習う時は、ひたすら同じ漢字を書きまくる。
・本を読む冊数で競わせる。
・教科書に疑問をぶつけると怒られる。
・できる子もできない子も、同じ教科を同じペースで勉強する。
・朝から部活がハード過ぎて勉強どころじゃない。 …などなど

「こんな勉強のやり方で将来なにか役に立つのかな」
「そもそも勉強をする環境として適してない気が…」

そんなことを思うようになってしまった僕は、先生に疑問をぶつけて困らせたりもしました。しかし、先生は『ただ勉強をやりたくない奴の言い訳』としか見てくれなくて、「いいから黙って言われたことをやりなさい!」と言ってくるばかり。ますます勉強が嫌いになってしまったのです。

ただ、そうは言っても、社会に出てみれば容赦なく『勉強が必要な状況』が押し寄せてきます。仕事を覚えるのも勉強、資格を取るときも勉強、転職するときも勉強。生きていく以上、勉強とは向き合わざるを得ないのです。

そもそも勉強ってなんだ

社会に出てからすぐ、「そもそも勉強するってどういうことなんだろう」と考えました。

「勉強」っていうとなんだか抽象的だけれど、要素を分解してみると、5つの段階があるんじゃないかと思ったのです。

1.環境を整えたり、目標を設定したり、と準備する
2.知識や情報、方法論をインプットしていく
3.リスクを減らし、体調を整え、思考を正しくセットする
4.学んだことを仕事や試験でアウトプットする
5.学びの習慣が定着するような「しくみ」をつくる

そして、この1つ1つの段階ごとに「何をするのがいいのかな?」と考えながら情報を集めていきました。

※『原マサヒコ式!』みたいな独自の勉強法を開発して体系化したら億万長者にでもなれるのかも知れませんが、もともとはただの落ちこぼれです。そんなものを生み出せるはずもありません。

情報を集めるために書店に足を運んでみたら、多くの賢人が「本」として教えてくれていることに気が付きました。そこで僕は、とにかく本を読んでいったのです。そして、片っ端から実際に試してみることにしました。

100冊分の勉強法をまとめた

それから25年。

読んだ「勉強にまつわる本」と、試した「勉強法」は数え切れません。

あまり効果がないものもあれば、成果を実感するものもありました。その結果なのか、現在は会社を経営し、本を書き、講演をし、複数社の一部上場企業の顧問として働けるようになっています。

そして今回、『25年の間、試しながら上手くいった勉強法』を101個厳選して、1冊の本にまとめることになりました。

まとめる際にも「難しそうな本だと勉強のハードルが上がってしまう。イラストもふんだんに入れて世界一やさしい本にしよう」といって、とにかく分かりやすく、読みやすく、やさしい本を目指していき、ついに完成しました。

その名も、『世界一やさしい 超勉強法101』です。(4/23 発売)

今から皆さんが100冊以上の勉強法の本を読むというのは大変だと思います。ぜひ、この1冊で要素をサクッと吸収し、『勉強の近道』をしちゃって欲しいなと思います。

▼章構成
1章:prepare…準備する
2章:input…インプットする
3章:mindset…心を整える
4章:output…アウトプットする
5章:systemize…しくみをつくる

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