移動の頂き女子の話
私はロードサイド型のスーパーやドラッグストアを常用しているのですが、同一駐車場の店舗には外食チェーンも入っています。
そこで憤慨していた若年男性と、ふんぞり返った高齢男性が余りにも対象的だったので、忘れないうちに述べていこうと思います。
移動の頂き女子の話
酒類も提供する外食チェーンの店舗前で憤慨していた若年男性の主張はこうです。
はい、俺も無いと思います。
俺もそう思う、ってズケズケと他人の話に割って入ったほうが良かったかなとさえ思いました。
忘年会シーズンにだけ呼ばれる若年男性問題への義憤であろうと思います。
前段だけを見ればライドシェアの解禁だけで済むように思われますが、後段は令和のアッシー問題が絡んできます。
これって頂き女子と変わらんのでは。
ホストと酒を飲むためのカネを手に入れるために奪えそうな男性からカネを奪うのが頂き女子。
本命の彼氏と酒を飲むための移動手段を確保するために奪えそうな男性から時間を奪うのが令和のアッシー問題。
店舗の前の青年本人が時間を奪われたか、青年の友達が奪われているのを聞いて憤慨したかは定かではありませんが、被害者側の男性が店舗の前にいたのは確かです。
加害者側の女性はおそらく、本命の彼氏あたりと店舗内で酒を飲んでいることでしょう。
そうでなければ男性が店舗前にいる意味がわかりませんから。
私は寒くて敵わなかったので、その青年たちには話しかけることもなく、家に帰ろうとしました。
妻子の送迎ジジイの話
そんな時に、駐車場を大幅にはみ出して駐車する一台の車からジジイが降りてきました。
ジジイは女性運転手に「おう!」とか言いながらテクテク歩いて外食チェーン店に向かいました。
ジジイが降りた途端、車は急発進して駐車場出口に向かいました。
ああ、これって妻子に送り迎えさせればいいのだジジイの典型じゃねえか、と思いました。
日本でのライドシェアが進まない問題の一つに、審議会のジジイが寝言を言う問題があります。
審議会のジジイは、妻子の送迎で酒を飲むことが多いため、ライドシェアなんかよりも魅力発信、と訳の分からないことを言い始めます。
魅力自体はあるのだ、それを発信しきれていないのだ、と言うためです。
例えば何々が大変に美味しい、酒の肴として最高である、何故この美味しさをもっと強く発信していかないのか、と。
ジジイふざけるなよ。
学識、理事、事務局、ふざけんじゃねえ。
妻子から不当に時間を奪う、妻子の送迎ジジイの問題はそこです。
ジジイは困っていない、それよりもジジイの美食自慢に審議時間を費やしたい、何々が美味しいと言いたい、という問題です。
それがどうした。
ジジイの美食自慢とか知らん。
妻子の送迎ジジイは黙ればいいと思います。
そこに学識が何故気付かんのか。
移動の頂き女子の食いものにされる教え子がいるかもしれんと思えんのか。
移動の頂きジジイはそんなこともわからんか。
移動の頂きジジイの話
移動の頂き女子と妻子の送迎ジジイの問題はそこです。
昭和型飲み会は職住近接を前提としたものであるため、首都圏や京阪神などの、鉄道網の充実した都会でしか成り立たないのです。
地方で昭和型飲み会に固執、拘泥すると、弱者に皺寄せが必ず発生するのです。
彼氏でもない男性もそう。ジジイの嫁もそう。
得するのは、移動の頂き女子と移動の頂きジジイだけなのです。
もし、移動の頂きジジイが、かつては本命の彼氏だった場合、二重に三重に略奪の上に成り立つという意味で、ホストと違いがありません。
そんなジジイが審議会委員で「あれが美味しい」だの「あれは酒と合う」だのと言ってしまうのが現状です。
観光振興に無駄ガネが使われているという事実の中でも、最も無駄なのが移動の頂きジジイに委員謝礼という税金が支払われていることです。
税金ですよ税金。
政治家の皆様は秘書でもない弱者に皺寄せが行く現状をちゃんと見てください。
善意への甘えの上にしか成り立たない現状を直視してください。
人々の声を掬い上げる仕事のはずですよ。
弱者も一票、強者も一票。それが政治です。
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