「チョウ」と「蛾」の違いはなに? 折り紙のついでに、まさにぃがサクッと解説!
桃谷好英「アオスジアゲハ」
出典は、昨日の「ゲンゴロウ」と同じテキスト。誠文堂新光社「虫のおりがみ」です。
元々はたけるくんが折っていたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました(コレは、私が折ったもの)。
本物のアオスジアゲハは水色のラインなのですが、普通の教育折り紙を使ったので、白いラインになりました。
ホイル紙を裏に貼ればリアルな色になると思いますが、モノトーンの蝶も、中々シブくて良いですね。
さて、今日はチョウにちなんで虫トークといきましょう!
少しマニアックな、「チョウ」と「蛾」のお話です。
❶「チョウ」と「蛾」の違いって?
❷「蛾」の仲間に「チョウ」がいる!
❸"月の女神"オオミズアオ
では、どうぞ。
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❶「チョウ」と「蛾」の違いって?
美しい翅をヒラヒラさせて、優雅に飛ぶチョウ。
夜の街灯やライトに群がる、地味な蛾。
チョウと蛾は、全く別の生物というイメージがあると思います。
しかし、正確には「同種」なんです。
チョウも蛾も、「鱗翅目(りんしもく)」または「チョウ目」というジャンルに分類されています。
「鱗粉(りんぷん)のついたハネがある虫」という意味で、チョウも蛾も同じなんですね。
❷「蛾」の仲間に「チョウ」がいる!
チョウと蛾、種類が多いのは、どっちでしょうか?
実は、圧倒的に多いのは「蛾」です。チョウの数十倍といわれています。
蛾の仲間はとても種類が多く、本当に色んな特徴があります。
昼に活動するもの、夜行性のもの。
ヒラヒラ飛ぶもの、バタバタ飛ぶもの。
地味な色のもの、綺麗な模様を持つもの。
翅を開いて止まるもの、閉じて止まるもの。
その中で「チョウ」とは、
「昼に活動する」
「ヒラヒラ飛ぶ」
「綺麗な模様」
「翅を開いて止まる」
などなど、ほんの一部に限られるんです。
分類学的には、地球上で「蛾」が誕生し、進化を重ねる中で、「チョウ」という種が生まれたと考えられています。
❸"月の女神"オオミズアオ
美しい色と模様をもつチョウと比べ、蛾が苦手な方は多いと思います。
でも、世の中には、びっくりするほど美しい種もいます。
その代表格が、オオミズアオです。
かつて、ギリシャ神話に出てくる月の女神「アルテミス」の名を冠した、淡い青緑色の羽を持つ大型種。
その上品で美しい姿から、「妖精」「精霊」とも呼ばれることも。
この季節、キャンプ場のトイレにでっかい蛾がいたら、悲鳴が上がりますよね。
でも、オオミズアオに出くわしたら、みんなを呼んで撮影会をしましょう。インスタ映え間違いなしです!
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ということで、今日は虫トーク(蛾トーク)をたくさんしてしまいました。
「蛾」と聞いただけで鳥肌がたつ、という方もいらっしゃいますが、このジャンルはまだ解明されていない謎がたくさんあり、ロマンにあふれています。
もうすぐ、夏休みも終盤戦。
自由研究のネタをお探しのみなさん。
「チョウ」「蛾」のジャンルは、ものすごく奥が深いです。
図書館やネットで調べてみると、とっても面白いですよ(^o^)
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