覚悟できない自分

ふと気がつくと、気持ちが暗くなるようなことを考えている。
皆さんは、そんなことありませんか?

家族とのもめ事
学校や職場での人間関係
予想外の望まない出来事
将来への不安

わたし達の人生には、思いもよらない出来事が起こります。
そんな時、心は嵐の中の小舟の様にコントロール不能となり、かき乱されてしまいます。

まず、最悪の結果を想像します。
そうなったらどうしよう…?
なんとかそれは回避したい。
しかし、自分にそれが可能なのか?

そこに不安と恐れが生じます。
心がかき乱されます。

それが悩み苦しみとなって、負の感情で心が一杯になってしまう。
しかし、それらは全部自分が作った妄想であることに間違いがない。

まるで不安になるための根拠をかき集めて、起こる未来を想像しても結果が良くなるわけでもない。なのに、ついついそうしてしまう自分。

これは、全部心の癖(くせ)です。
簡単に言うと、マイナス思考ということになってしまう。

真面目な人ほどこの傾向が強いようです。
いい加減な人間や楽天的な人になれたらどんなに気持ちが楽だろうか。
ない物ねだりで、そう思ってしまう。

しかし、一見いい加減に見えるあなたの周りのその人にも必ず悩みはあると思います。

いい加減だったり楽天的だったりすることには、実はパワーがいります。
いい加減でいるには、嫌われる覚悟がいるからです。

嫌われるのは誰だって嫌なものです。
だから、我慢したり、見て見ぬふりをしたりして、何とかその状況を回避しようとします。

言いたいことを言って嫌われる
言いたいことを我慢して自分を嫌いになる

どちらを取るかは自由だし、どちらが正しいとかいう問題でもないです。
しかし、不安や恐れから解放されたいのであれば、結果に対する覚悟がどうしても必要になります。

気がついたら、また嫌なことを考え暗い顔になっていると気がついたら、結果に執着する心にシャッターを下ろす。また来たなと思ったら、何度も何度もシャッターを下ろす。

今出来ることさえやれば、あとは結果を受け入れるしかない。
不安や恐れを生み出すのは、覚悟できない自分です。


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