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グッド&ニューで乗り切る。

生きていると、自分の都合とは関係なく、いろいろなことが起こります。
良いことばかりが起こってほしいと願いながらも、自分が望むようには物事は進みません。
良いことと悪いことの両方が起こるのは、誰であっても平等なことです。

良いことが起きれば、嬉しい気持ちになりますが、悪いことが起きれば、大なり小なり、感情が揺り動かされます。
悪いことが起きたとき、ネガティブな感情に呑み込まれそうになるかもしれません。
しかし、感情に任せた行動をしてしまうことは、自分にとっても、周りの人にとっても避けた方が身のためです。

どのようにすれば、ネガティブな感情に飲み込まれずに済むでしょうか?
まず、自分の身の回りで起こることは、実は「良いこと」も「悪いこと」もないと知ることが大切です。
つまり、ただ、身の回りに起きていることを、「良いことと思う」か、「悪いことと思う」かの、自分がいるだけです。

とはいっても、気持ちを切り替えるのは、なかなか難しいかもしれません。
そんなときは、「グッド&ニュー」という方法で気持ちを切り替えてみます。
この方法については、西脇俊二さんという精神科医の著書「繊細な人が快適に暮らすための習慣」で紹介されていました。

この方法は、アメリカの教育学者ピーター・クライン氏が考案した方法です。
西脇さんは自閉症のお子さんを持つ親御さんの集まりに、この方法を遊びとして取り入れました。
具体的にやることとしては、24時間以内に起きたことの中から、良いこと(グッド)と初めてやったことや体験したこと(ニュー)を、1分間以内にメンバーの人達と一緒に挙げていくというものです。
西脇さんが、この方法を取り上げた趣旨としては、この集まりの場を明るいものにしたかったからでした。
このような場を設けると、どうしても暗くなりがちで、「会合=気分が暗くなる場所」というイメージが形成されてしまっていました。
この遊びの良いところは、物事の良いところに目が向くようになることです。
また、すでに「自分がラッキーな存在」であることに気づけます。
実際、この会合で、この方法を取り入れたところ、場が明るくなっただけでなく、お母さんたちにも良いことが起きるようになったそうで、西脇さん自身も驚かれていました。
この方法は、自分一人でも行うことができますし、日記にして残しておけば、後で見直し、こんなことがあったと振り返り、喜ぶことができます。
また、ニューの視点を持つことで、生活に変化を促し、積極的に新しい体験を行おうという気持ちが湧いてくるようになります。

と、いうことで、私の「ニュー」をご紹介します。
脳が疲れて癒されたかったので、照明を「電球色」(オレンジ色っぽい光)にし、塗り絵をしてみました。
塗り絵自体は色合わせなど結構難しかったですが、色鉛筆で塗り進むうちに心が癒されました。

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