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齢(YO!わい)55にしてPINKYを知る。 [映画]Barbie鑑賞記。

特別マッチョイズム的な思考に偏った人生でもなく、
むしろ中庸な立ち位置の面白さを享受してきた55年ですが、
だからと言ってPinkyな世界とシンクロした経験は“まれ“であるが故に、
Barbie鑑賞後の気持ちをまとめておかなくてはと思い書いてみます。

まずは、数少ない僕自身のPinkyな体験。

映画で言えば、
“Pink Flamingos”
“Pretty In Pink”

コミックスで言えば、
“Pink“/岡崎京子

音楽で言えば、
The Specials”Enjoy Yourself”
歌い出しの
Enjoy yourself,it’s later than you think
Enjoy yourself,while you’re still in the pink…

そんなところに想いを馳せる、
数少ないPinkyなメモリー。

でも、なんか、共通項ありますね。
因数分解できるかな?

5分であきらめました。
脳内ではTreeになっててもアウトプットは無理かな。

でもね、それを形にしてくれたのが、
映画”Barbie”の監督・脚本グレタ・ガーウィグでした。

『Barbie』公開前のインタビューです。

人生で映画をとことん観ることが出来たり、音楽をとことん掘り下げたり、
本の虫になったり出来た時期がある一方で、目の前のことに忙殺され、抜け落ちたディケイドが僕にはあったなと最近思うことがあります。

そんな時期、2012年。
グレタ・ガーウィグとノア・バームバックによる、
『フランシス・ハ』は制作・公開されました。

『Birbie』鑑賞後、今日、さっき、アマプラにあるという手軽さで鑑賞。

つながりましたね。

ストーリーと伏線。

タランティーノとは違った文脈での映画愛を感じました。

なんと言っても、特筆すべきは、主人公が疾走するシーン。
David Bowie”Modern Love”をバックにN.Y.のチャイナタウンを、
かのドニ・ラヴァン演ずるアレックスばりに駆け抜けるシーン。

1986年公開、僕の10代ベストムービー、『汚れた血』のあのシーン。

レオス・カラックスへの最大のリスペクトを感じました。

そのカラックスの過去へのオマージュは、以下リンク。

音楽をたどって辿り着いた先、文学をたどって辿り着いた先、映画をたどって辿り着いた先、それぞれの人にそれぞれのTreeがあると思います。

そんな50年余年分にも渡るTreeを呼び起こさせてくれる映画『Barbie』でした。

映画鑑賞後の想いは様々であったと思える『Barbie』。
ほんと、そこが多様性ですね。

ちなみに岡崎京子“Pink”のひとコマ。

『Pink』岡崎京子 マガジンハウスより
“この世では
何でも起こりうる
何でも起こりうるんだわ
きっと
どんな
ひどいことも
どんな
うつくしいことも“

『Pink』にもバービー出てきたな。

『Pink』岡崎京子 マガジンハウスより

最後に映画『Barbie』イメージポスターより。

“完璧よりも大切なもの“

ね。

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