見出し画像

双極性障害【こころ】

「こころ」「心」ってなんでしょう?

双極性障害やうつ病のことを「こころの風邪」とか「こころの喘息」などと言う人がいます。
「こころが病んでいる」なんて言い方もあります。

また、一般的にも「心が優しい」「心がきれい」「心が美しい」などの言い回しがあります。

そして、いつも思うのです。
「こころ」ってなんだろう、と。
私が病んでいるのは「こころ」なのか?
その「こころ」はどうしたら治せるのか。

でも、よく考えてみると、「こころ」という臓器はありません。
だから、病んでいる、傷んでいるのは「こころ」ではなく、脳なんですよね。
精神疾患はみんなそうだと思いますが、脳の病気なんですよね。
脳のどこかが異常をきたしている。

それが分かっていながら、その傷んでいる部分を治すことができない。
しかも、脳のどこがどうなって、こういう病気になっているのかまでは解明が進んでいるのに、治すことはできない。
少なくとも今の医学では。

脳の他の病気や損傷も完全には元に戻らないものがたくさんあります。
人間にとって一番といってもよいくらい重要な臓器なのに、その病や怪我を治すことができないって、なんだか納得いかないなぁ、という感じがしています。
私が納得いかなくてもしようがないのだけど。
それだけ脳というものは複雑ということなのでしょうね。
いったん壊れた脳は元には戻らない、と諦めるしかないのかな。