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双極性障害のこと 【今が一番】

「こんな病気に罹らなければ」

「こんなはずじゃなかった」

友人を失い、趣味も手放し、こう思っていた時期がありました。

でも、今は違います。

今、とても充実していると感じています。
もしかしたら、これまでで一番そう感じているかもしれません。

過去にも、仕事に、趣味に、没頭していた時期があります。
その時々に「充実している」と感じていました。
それらの時と比べてどっちが、なんてことを考えるつもりはありません。

今、そう思えていることが大事だと思います。

もちろん、こんな病気に罹らないに越したことはありません。
あの人たちとのお付き合いが続いていたら、あのまま趣味を続けていたら、とも思います。

でも、今、失ったり手放したりした以上のものを手にしていると感じています。

この病気に罹っているから出会えた人たち。
例えば、
私のすべてを知ってもらえていると感じられる人。
お互いに自分のことをなんでも話せる人。
理解し合いながら一緒に仕事ができる人。
私を年寄り扱いせずに接してくれている若い同僚たち。

発症する前から引き続きお付き合いしてくれている人たち。

顔は見えないけど、それぞれの分野で中身の濃い話ができるSNS友達。

今、充実していると感じさせてくれている「もの」はぜんぶ「人」。