見出し画像

ナチュラルクリーニングを始める

2月からナチュラルクリーニングというのを始めてみている。
ナチュラルというと、あぁ、そっちの人なのねと思われるかもしれないけれど、まぁ別にどっちでもいい。
わたしが一番困っていたのは、洗濯。なにが困るかっていうと、匂いである。
CMでもやっているような洗剤をずっと使っていたのだけれど、リニューアルされるごとに匂いが好みではなくなって、あれこれジプシーしているうちに、〈さらさ〉しか大丈夫なものがなくなってしまった。
でも〈さらさ〉ではしっかり汚れが落ちた気がしなくて、もやもやした気持ちで毎日洗濯していたのだけれど、縁があってナチュラルクリーニングの講座をすすめられて、受講してみた。
わたしはキレイ好きではないし、思い切りズボラな部類に入ると思う。とにかくめんどくさい(人生の敵はめんどくさいだと思っている)ことは苦手。
で、講座を受けてものすごく考え方が変わった。当たり前だけれど、結局、毎日やったほうが最終的に楽だし、ナチュラルなもので掃除する方が気持ちがいいと気づいたのだった。
なぜなら濯ぎ残しや、拭き残しを気にしなくてもいい。多少、体に入ってもそんなに悪いものではないと思うと、安心なのである。
この安心っていうのが割とストレスを軽減してくれるのだと気づいた。
洗濯もちょっと手間はかかるけど、ちゃんと汚れを落とせば、生乾き臭もしない。
掃除は科学です、洗濯は数学です、と講師は言ってて、うわぁ、両方苦手なんですけどと思っていたけれど、これがまぁ面白かった。
掃除は道具が大事とか、汚れの種類とか、男子は皮脂量が多いので半分の量しか洗えないとか、今まで適当にやってたからそりゃ上手くいかないわと納得しかなかった。
で、1ヵ月以上経ってるけれど、続いている。リバウンド?していない。
家がきれいになっているからか(今までが汚すぎたので今はごく普通なのだが)、家族も機嫌がよい(気がする)。
今までほったらかしていたのでマイナスからのスタートだけれど、少しずつゼロに近づけていけたらと思う。
本当、掃除って地味だ。
マイナスをゼロにするための作業だから、別に誰もほめてはくれない。
でも、おばあちゃんが毎日、家をきれいにしていた気持ちがわかった気がする。
おばあちゃんの命日も過ぎ、お供えしていた雷おこしを下げた。
ほんと、歯が丈夫だったから固いものばかり好んで食べていたおばあちゃん。これ、わたし絶対、歳取ったら食べられないわと思いながら、かじる。
おばあちゃんはきっと天国でほめてくれるはずと思いながら、まだまだわたしは未熟だなぁと思う。
淡々と、自分のために、と思えるようになればいいなと思う。
今は寒いからまだいいけれど、梅雨時が勝負だなぁと思っている。
がんばろ。

◎写真はみんなのフォトギャラリーからお借りしました

#エッセイ #ナチュラル #ナチュラルクリーニング #洗濯 #やってみた

この記事が参加している募集

やってみた

いただいたサポートは創作活動、本を作るのに使わせていただきます。