読み聞かせって何のため?!読み聞かせすぎると・・〇〇な子に!!!(笑)
まさこ博士の実験結果報告
読み聞かせがお子様の脳と心の発達に良い影響を与えることについてはなんとなく「そりゃそう💛」
(我が家もやってる(やってた)よ~)
という肯定的なご意見が多いかと思います📖
では、具体的に「読み聞かせ」は何に良いのでしょう?
ちょっと10秒ほど頭の中で考えてみて下さい
3・・2・・1・・・終了~
というところだったでしょうか^^全然オッケーです💕
多くの方は、親から子への読み聞かせのメリットとして、
語彙力、言語理解能力の向上
想像力及び創造力の向上
親子間コミュニケーションの増加
といったことが思い浮かんだのではないかと思います。
ええ、そうなんです!👍これらのことは、科学的にも実証済みです。
その他ではどうですか??
早期教育としての文字の読み書き力の向上!
おおお♪
いいところに目を付けられました!!
そうですよね。そうあってほしい!と思います!
研究による読み聞かせの効果
でも、残念・・・・読み聞かせ(られ)中のお子様が本の一体どこを見ているのか、ということについて調べた研究の結果、なんと!!
Rconditions. ということで、文字は、5-6%しか見てないそうです😭
ですから、読み聞かせの量を増やしたからといって、文字の読み書き力があがるという訳ではない。
という、周囲の思惑が裏切られる衝撃の結果が出てしまいました😥
その他、
× つまらなさそうに読む
× 義務感で読む
× 本人の年齢に適していない内容の本を読む
といった場合も、読み聞かせても良いことは何もなく、かえって逆効果になってしまうことも分かっています。
読み聞かせに重要なマインドセット
ということで、今日の大事なポイント。
読み聞かせは、くれぐれも、「〇〇になってほしいからこの本を読み聞かせる!」という期待の気持ちで先走らずに、あくまでも、
子供と一緒にワクワクとした時間を楽しみたいから読み聞かせをしたい!
というマインドセットで実施すること!
あとで振り返ってみて、研究で言われているあんなことやこんな成果は本当にうちの子にも起こってたよ~!
ぐらいのゆるさが、丁度よいと思います。というのが、昨今の研究結果から見た「読み聞かせ」についての考察です。
【追記】本好きの私の読み聞かせ失敗談
とここで終わりにしても良かったのですが
もう少しお付き合いくださる方に、私の実験失敗談をお話したいと思います(笑)
思えば、私も、読み聞かせパワーで「本好きにしたい!」という隠れた欲望があったせいで失敗したのだと今となっては思うのですが・・・(回想)
本が大好きな私は小さかった愛息みっちくんにたくさんの読み聞かせをしました。
それはそれは、たくさんの絵本もワクワクする例の漂流する冒険のお話もファーブル先生もドリトル先生もおっきな巨人になるあの人も
月に帰ってしまうわがままなお姫様のお話も、なにより自分が楽しくてたくさんたくさん読んであげてました。
彼も飽きることもなく、じっと長時間でも聞いていてくれましたし
何より「マミー、よんで~ぇ😍」というので
良き良き、と、喜んで読んでおりました。彼はすくすくと成長し、小学生になり、自分で本を選ぶようになり中学生になり、授業で取り上げられている
読み物のジャンルも多くなり、高校生になって、読むだけでなく、内容を分析してエッセイを書くようになっても相変わらず「マミー、ご本読んでぇ~」というのです。。
ええよぉ。どのご本?って、おいおい、まてまて自分で読めるやないか~い🫱
と一人でノリ・ツッコミをしつつも知らないお話を読んだり、改めて文学書を読み直すのも悪くない🤓
と思い直し彼のご指名の本を一読。このころの読み聞かせはさすがにお膝の上で何百ページにもわたる本を読んで聞かせている訳ではないのでw、
私が読んだ後、多少端折りながら「超速で内容を聞かせる」というスタイル?になっておりました。
今風にいうと、オーディブル2倍速聞き。といったところでしょうか^^話を聞きながらの彼は「ふんふん。へぇ」と相槌を打ったり
時折「〇〇はどうなったの?」「なんで?」と本に突っ込んでみたり楽しそうにしている。
なら、自分で読めや~ぃと思いつつ、彼の質問に「多分こういう事じゃないかな。ここに、こう書いてあったし」
と伝えると、また、『へーっ』・・となる。
そんな状態で感想文やエッセイを書くのだから恐ろしい。大丈夫かいな。
という母の疑問とは裏腹に、かなり秀逸な出来栄え。クラス最高得点をたたき出すだけでなく、
歴代に残る名エッセイとして、後輩からも憧れの先輩に~
なんでなの~
何度も言う。
聞いてるだけだぞ~
読み聞かせで育った息子の驚くべき本の解像度の高さ
ここまで読んでくださった方の中には「ママの話し方がよかったからじゃない~」と私を慰めてくださる方もいらっしゃると思います。
嬉しいです!
ありがとうございます。でも、違うんです😭
本は没入体験とは言いますが、私が、文字を読みながらまるで映画のようにシーンを眺めるがごとく読んで、世界観を感じ、没入してるのとは異なり、
彼はどうも、「文字を読む」という動作を省くおかげで耳から入った言葉がいきなり頭の中でナント3次元空間となって現れ、
彼はその中にいるのだそうです。ですから、同じ本でも、、私と彼とが没入している世界観の解像度が全然ちがって、
彼の解像度が高すぎるのです!
例を挙げてみますね。例えば、こうです。
川端康成先生の「雪国」の冒頭部分の
はご存じの方も多いと思います。
この部分を聞くと、皆さんの頭の中にはどんな映像が浮かびましたか?
多くの皆さんはトンネルのまるい出口の先に白銀の世界が見えている・・という写真のようなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか?私は少なくともそう思ってました。
彼は違うのです。汽車の固い木の椅子に座って横の窓をぼんやりと眺めていたら突然真っ白な銀世界が目に飛び込んできて
すごく感動して、ビックリして、自分の人生がなんか変わったと感じたと思う、だから、汽車の運転席から見たような展望車両がある踊り子号でしか見えないはずのあのアングルで写真がでてくるのは違和感だっ!!
確かに読み進めると、「向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。」
となっているので、やはり昔の汽車のようだ。なにやらスゴくないですか!?ということで、この実験結果をまさこなりにまとめてみると、
読み聞かせでは、受け手は文字を読まず、その視覚の能力を使わなくてよい分、ものすごーく脳内のイメージが膨らむことになり
より詳細に状況が理解できるようになったという脳力極ブリ事案なのではなかろうか。
これがいいことなのか、
そうでもないことなのか、
それは分かりません(笑)
そして、さらには活字嫌いになるという副作用つき🤣
そうなんです。冒頭の「〇〇」は、読み聞かせをたくさんすると活字嫌いな子に!という、私の教訓でした。
本好きになってほしかった私としては活字が嫌いになってしまったという結果は、かなりの失敗!?な実験結果ですが
彼は彼なりに、本の内容には興味があるらしいので、まあ、知的欲求をみたすのが本の大切な役割だと思ってくれたからいいかな。
何かのきっかけで本の虫になってくれることを少し期待しつつ・・・
今日も本を読み続け、勝手に紹介し続けてます(笑)
長文およみいただきありがとございました。
6分読めば63%もリラックスできるらしいのでここまで読んで下さった皆様が元気になってくださっていること願って・・
【今日の参考文献】
・Home Reading Environment and Brain Activation in Preschool Children Listening to Stories
John S. Hutton, MD, et al. Pediatrics. 2015 Sep; 136(3): 466–478.
Published online 2015 Sep.
・Reading Aloud, Play, and Social-Emotional Development, Alan L. Mendelsohn, MD..et al. Pediatrics (20Influence of verbal and nonverbal references to print on preschoolers' visual attention to print during storybook reading18) 141
・Influence of verbal and nonverbal references to print on preschoolers' visual attention to print during storybook reading
references to print on preschoolers' visual attention to print during storybook reading, Laura M Justice...
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