見出し画像

大西正紀 お問い合わせ先/略歴

いつも読んでいただいている方も、はじめましての方もこんにちは!大西正紀です。本格的にnoteに書きはじめてから、約2年半が経ちました。noteにはプロフィールをつくれる機能があって知っていたのですがずっと手つかずでした。いつも文末に数行のプロフィールだけでしたので、ここで改めて簡単な略歴をまとめさせていただきます。

ぜひ一緒に何かトライして、まちやコミュニティー、企業や組織も変えていきましょう。どんなことでも気軽にお問い合わせください。

大西正紀の紹介と会社の沿革

株式会社グランドレベルディレクター、喫茶ランドリーオーナー、編集者

(おおにし・まさき)1977年、大阪府生まれ。2001年、日本大学理工学部建築学科卒業。2003年、日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程前期修了(高宮眞介研究室所属)。修士設計にて駿建賞受賞。卒業後、渡英。2003〜2004年、設計事務所 Ushida Findlay Architects UKに勤務。2004〜2006年、日本大学理工学部建築学科助手。2004年、後藤繁雄 スーパースクール9期生。2007年、日本大学理工学部建築学科NUフォーラム委員。2007〜2009年、日本建築学会編集委員会委員。2011〜2014年、日本建築学会建築教育委員会委員(市民啓蒙ワーキンググループ)。

第1期(1999 - )
クリエイティブアクティビストとして

1999年、田中元子と出会い、大学3年生のころから東京表参道に建っていた「同潤会青山アパートメント」の保存再生活動「DO+」を共同主宰。日本一アノニマスな人々に愛されていた建物を通して、設計者、デベロッパー、地権者、周辺住民、第三者など、さまざまな立場のひとびととの対話を重ねる。建築やまちの成り立ちの複雑さを体現し、ウェブメディアや展覧会等で発信。「朝日新聞」の一面や「NEWS23」(TBS)など多くのメディアで取り上げられた。建物とは、まちとは、誰のものなのか、という問いに立ち向かった根源的な活動となった。また当時、美術家・中村政人氏の自邸セルフビルドプロジェクト「湯島もみじ」にもメンバーとして携わる。

 主なプロジェクト 
【主宰】同潤会青山アパートメント保存再生活動「DO+」(1999)
【展覧会】「DO+ Puddle Puzzle vol1.青山アパート写真画展」(2002/表参道)
【書籍】『リノベーションスタディーズ第三の手法』(2003/INAX出版/共著)

第2期(2004 - )
建築の楽しさをひとびとに伝える

大学院修了後、渡英。建築家キャサリン・フィンドレイが主宰する設計事務所 Ushida Findlay Architects UKに勤務。1年間のロンドン生活を経て帰国。日本と海外における、建築・まちと市民との関係の圧倒的なギャップを痛感し、建築やまちの楽しさを一般の人々に伝えることを目的に田中元子と共に建築アクティビストユニットmosaki(モサキ)を共同主宰。以降、書籍、雑誌、イベントなどのメディアづくりを中心に活動を行う。この間、数多くの建築家やデザインに関わる方々にインタビューを行った。 この時期に構築した建築・デザイン業界への人的ネットワークは、現在のプロジェクトのチームづくりに活かされている。

主な編集プロジェクト 
【連載】「mosakiのイベント巡礼」(日経アーキテクチュア/2005-)、「妻・娘から見た建築家の自邸」(雑誌ミセス/2009-2011)
【雑誌】『日経アーキテクチュア』特集:「グラフィカルアーキテクチュア」「洗練される“欲望の建築“」「異業種シェアオフィス」「建築写真をめぐる15の問い」「触発し合って働く共有オフィス」ほか 、『建築ノート』:03,04,06,08号 菊竹清訓、藤本壮介、迫慶一郎、原研哉、CAt(小嶋一浩+赤松佳珠子)、『建築家の絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」』(西沢立衛、乾久美子、全10冊平凡社)、『新しい建築のみかた』(著:斎藤公男)『日本のカタチ2050』(著:竹内昌義・馬場正尊・マエキタミヤコ・山崎亮)、『図解エコハウス』(エクスナレッジ)、ウェブマガジン「雨のみちデザイン」創刊 
【書籍】『家のワークショップ』(ワールドフォトプレス)、建築の力シリーズ(藤森照信・伊東豊雄・山本理顕/INAX出版)、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(2014|エクスナレッジ)
 【共著】『建築学生のためのハローワーク』(彰国社)、「まち建築」(彰国社)

第3期(2010 - )
人と建築をつなぐためにできること

編集、デザインの仕事の一方で、言語も年齢も関係なく、誰もが楽しめる建築の市民啓蒙活動けんちく体操に参画。書籍『けんちく体操』(エクスナレッジ社)出版をきっかけに「笑っていいとも」など100以上のメディアに出演、取り上げられた。多方面からの評価をいただくと同時に、国内にとどまらず、ドイツのバウハウス大学や南アフリカのダーバンなど、その活動を世界へと広げていった。ドイツ、オランダ、南アフリカ・ダーバン、ドバイ、アブダビなど、この時期に、世界のさまざまな都市に触れたことも、グランドレベル設立へ向けた大きなきっかけとなっている。美術館や博物館、学校を中心に開催してきたワークショップの総数は2020年に100回を達成しした。

【受賞】2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)(2013)、第1回JIAゴールデンキューブ賞特別賞(2011)
【編集】『けんちく体操』『けんちく体操 首都高ドライブ編』(エクスナレッジ)
【講演】「子どもと建築:けんちく体操」(UIA東京2011)「第4回国際ンシンポジウム Communicating Architecture to Children and Youth」(2012/ドイツ・ワーマール)

第4期(2014 - )
まち・都市へ グランドレベル設立

2014年よりダイレクトにまちや都市、ひとに関わるプロジェクトに重点をシフトさせ、都市部の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ」や、個人がフリーで振る舞う「パーソナル屋台」ワークショップを全国に展開。

2016年1月、会社設立の半年前、デンマーク・コペンハーゲンのゲールアーキテクツを表敬訪問。飛び込みで、事務所内にてプレゼンをさせていただく。その際のコペンハーゲン滞在中に見て考えたことをきっかけにnoteでの積極的な発信を開始した

2016年9月1日、「1階づくりはまちづくり」をモットーとした株式会社グランドレベル設立。その設立に参画。

2018年1月5日、株式会社グランドレベルとしてはじめてのプロジェクト、「喫茶ランドリー」をオープン。

カフェとランドリーの組合せが面白いという、私たちとしてはどうでもいい方向へ世間の関心が集まってきたことを危惧し、本来の目的である人々の能動性を高める1階づくりに焦点を当てたnoteの記事を2018年1月28日に公開。以後、本日までに、アクセス:213,863、 スキ:1,234と、大きな反響をいただく。

また、同時期に、一冊まるごと編集をした田中元子の著書『マイパブリックとグランドレベル —今日からはじめるまちづくり』(2018|晶文社)を発刊。 継続的に売れ続け、現在6刷まで重版となっている。

第5期(2018 - )
1階づくりの啓蒙と実践

理想的な「まちの1階」のプロトタイプとして発信し続けた「喫茶ランドリー」は、さまざまま業界の方々に注目されるようになり、最初の1年で2000を越える視察を迎え、また100を越えるメディアに露出した。また、「2018グッドデザイン特別賞グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」 「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018 無差別級部門最優秀賞」なども受賞。以後、株式会社グランドレベルとしての「まちの1階」づくりのプロジェクトを全国に展開する大きなきっかけとなっていった。

▼ これまでのプロジェクトについては、下記リンク先に

2020年5月30日、喫茶ランドリーグループの総称を開始。喫茶ランドリー事業を“理念のフランチャイズ”と位置づけ、より多方面に拡張していくモデルとしていくこととした。

現在、 進行中のプロジェクト(2020/08/01)

日本にある、すべての建物や施設、広場や公園は、ポテンシャルを生かし切れていません。もっとまちと人間らしくつながることで、土地・建物・クライアント・市民の価値は相乗的に高められるということで、今現在、「1階づくり」の実践として、下記のようなプロジェクトが進行中です。

【住宅系】
・個人邸 × 1階づくり(沖縄)
・ビル再生 × 1階づくり(首都圏)
【公共建築系】
・市役所+広場 × 1階づくり(埼玉)
【公開空地・公園・広場系】
・商業オフィスビルの公開空地 × 1階づくり(東京)
・公園内売店 × 1階づくり(福岡)
【医療・福祉系】
・公民連携サ高住宅共用棟 × 1階づくり(栃木)
・薬局 × 1階づくり(埼玉)
・コミュニティナース × 1階づくり(大分)
【商業施設系】
・スーパーマーケット × 1階づくり(首都圏)
【まちづくり・プロダクト系】
・ベンチ × 1階づくり(東京)

一つひとつは唯一の発明となります。私たちと一緒に、新しい1階づくりを楽しみたい企業・組織・個人の方は、いつでも気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。


この記事が参加している募集

自己紹介

多くの人に少しでもアクティブに生きるきっかけを与えることができればと続けています。サポートのお気持ちをいただけたら大変嬉しいです。いただいた分は、国内外のさまざまなまちを訪ねる経費に。そこでの体験を記事にしていく。そんな循環をここでみなさんと一緒に実現したいと思います!