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「エンパスさん、反抗期先送りにしがち問題」を考える。

思いを引き出すインタビュアー、鯨井啓子です。

先日、エンパス傾向を持つ人が、「聞き上手」を活かすコツという記事を書きました。

その記事をきっかけに、同じくエンパス傾向を持つ友人と話していて、すごく面白い傾向に気が付きました。

それは、エンパスさん、反抗期先送りにしがち問題。なんでそんなことが起こるのか、そのメカニズムの仮説が立ったので、シェアしたいと思います。

◎そもそも反抗期が起きにくい特性を持っている

エンパスさんが持っているエンパシーという力は、すなわち高い共感力です。言い換えると、「自分」がすごく持ちにくい性質です。

私はこの傾向がこどもの頃の方が強かったので、相手の望むことが自分の中にぐわーっと入ってくる感じがしてしまい、気が付くと相手を尊重してしまう。ということがよく起こっていました。たとえば、学芸会でお姫様をやりたいと立候補したものの、ライバルの女の子の「私が絶対姫をやるっ!!」というエネルギーに押され、ついつい譲ってしまう。みたいなこと。笑

加えて、相手が不機嫌だったり怒るっていたりという感情が簡単に自分の中に入って来てしまうので、そこに少しでも振り回される時間を減らしたいと、自ら不調和を望むようなことはしなくなるのです。

反抗期って、社会や身近にいる大人たちと「自分」を見比べて、自分はこうなんだー!ということを貫こうとする作業です。けれど、エンパスさんはそもそも「自分」がつかみにくい。そして、日常的に相手と同調し、同調するからこそ尊重してしまう。そんな仕組みで自我を適切な時期に適切に確立することがすごく難しいんだ。ということが分かりました。

◎まじでキツイ!おとなの反抗期!

ずっと相手に流され続けて、それで不都合がなければそれはそれでいいのかもしれません。けれど、私の知るエンパスさんには、大人になってから反抗期的なものを経験している方もいます。ということは、それが体質的なものとはいえ相手に合わせることで、違和感は必ず蓄積するということ。そして、いつかは我慢しきれなくなるということ。

私は30歳を過ぎて自分自身に意識を向けるようになり、その経過の中で反抗期を経験しました。怒るってハイカロリーな作業なので、すさまじく疲れてよく眠ったし、なによりいい年して反抗している自分のダサさに死にそうになりました(笑)。

社会生活にもたくさんの問題が生じましたし、積極的にオススメはしません。それでも、反抗期ってやろうとしてやろうとしているわけじゃなくて、どうしようもないからやるものなんだと思います。だったら、今その渦中にいらっしゃる方にお伝えできることはひとつ。

今まで相手に向けてきた尊重と尊敬、配慮の数々を、是非自分に向けてください。

ということです。

相手が今どういう気持ちかな。ということを汲もうと、感性のセンサーを向けていたのと同じだけの丁寧さと愛情で、自分を見つめてください。

相手の荒ぶる気持ちを「そんなときもある」と受け入れてきた分だけ、自分のどうしようもなさも受け入れてください。

そして、そんな荒ぶる自分があってもいいと、諦めてください。

そこが腑に落ちて初めて、エンパスさんの共感力は輝くのだと思います。

併せて参考にしてください▼▼▼

◎インタビュー記事作成します

◎鯨井啓子 info




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