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098 地域の勉強会で、NVCを学ぶこと・体験すること

私には、染みついた「学び」のお作法があります。
ひとつは、机に座って知識を習得する方法。
先生が伝授してくれる知識を覚えて、テストや入試で判断されます。
たくさんの知識を覚え、計算したり、空白に記入したりするのです。


もう一つは、体を使う方法。
小学生の頃から少林寺拳法を習いましたが、こちらは、体を動かすトレーニングが主でした。
習った体の動きを繰り返して、型を自然とできるようになっていきました。「天地拳第一、用意!」という掛け声で、今でも、自然と体が動きます。

NVCを学ぶようになったとき、私は、真っ先に読書によって知識の習得に励みました。
そして、「NVCって良く解らないものだなぁ」と思っていました。

転機が訪れたのは、2017年の国際集中合宿です。9泊10日、世界中から集まったトレーナーの溢れんばかりの「共感」に全身を浸したのです。

惜しみなく与えられた「共感」が、私の中に蓄積され、「自己共感」の源泉となりました。
今の私は「NVCは、体験によって得たものを、知識が支える実践のプロセスである」と考えています。

体験にやや天秤が傾いているとも言えるでしょう。

そして、NVCの実践とは、遊びのプロセスです。
やりたいときに、やりたいだけ、自分の命を味わうのです。

昨日、壊れたPCからデータを抜き取る作業をしていました。
すると、2017年に、案納献さんに福岡での学びの場づくりを相談している映像を見つけました。

作業そっちのけで見入ってしまったのですが、面白いやり取りをしていました。

私:「どうやって学びの場を創ったらいいのかわからないのです、献さんはどう思われますか?」
献さん:「来てくれた人、お一人お一人とのつながりの質を大切にするのがおすすめです。」
私:「(本を取り出して)えーっと、この本に書いてあることをやったらいいって事でしょうか?」
献さん:(眉を八の字にしてしばし黙考)
「知識がなくてもね、一生懸命、自分に向き合ってくれたということを相手の人が受け取ったとき、場に大きな変化が起きることを、私は何度も経験しました。心地よいと思ってくれたなら、意外と続けて来てくれると思いますよ」
私「なるほど。参考になります。それでは次の質問をしたいのですがいいですか?」

まぁ、ほんとうに、当時の私は、献さんの話を受け取れてなかったなぁ・・・・・・

いま、やっとわかるようになったのは
「学びの場」で、実際におすすめなのは「自然な分かち合いが可能なつながりの質」そのものを、来てくださった人に、体験してもらうことなのです。

それはOFNRでもなければ、感情やニーズの単語でもないのです。「知識の伝達」が「主(あるじ)」ではないのです。

もっと言うと、来てくださった人へ、私が「喜びから分かち合えるか、お互いのニーズを大切にできるか、その人そのものを見ることができるか」なのです。

これからは、そういう場を創っていきたいと、心から願っています。

もちろん、できるとは言っていません(笑)
試みをすることが、私にとって大きな一歩なのです。

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