こっちを見てる
私はダイエットと健康を考え毎日1時間15分ほど歩いて仕事場へ向かいます。
11月になり暑いのが苦手な私には涼しく歩くには丁度良い季節です。
ルンルン♪と足取りも軽く歩いていました。
歩いて1時間ほど経ち。
踏切を渡りもうすぐ仕事場に到着だー!と住宅街を歩いていたその時、視線を感じました。
周りを見渡しますが誰も見当たりません。
オープン前の喫茶店の中。
マンションのベランダ。
シャッターが半開きになっている駐車場の中。
どこを見ても誰もいないのです。
しかし視線はまだ感じるのです。
何?
霊的なやつ!?
第六感が!!?
第三の目開眼!!!?
などと考えているその時!
後ろから確かな気配を感じました。
恐怖からか上手く体は動きません。
しかしこのままでは危険だと、逃げるんだと私の本能が叫んでいます。
頭の中では走馬灯がよぎります。
タコ型の滑り台から落ちて背中を強打し息ができなくなったこと。
体育の柔道の時間に、帰宅部の私と2mある柔道部の人が組み手をすることになり引きずり回されたこと。
コンビニで靴ひもを結び、立ち上がるタイミングで店員さんが缶ジュースの引き出しを開けて丁度その角に頭が直撃しコンビニ内で血まみれになったこと。
そんな中、意を決して振り向いたその先には…。
癒されました。
危うくもう少しで第六感や第三の目が開眼し、異世界で勇者として無双してしまう所だったというお話でした。
もしかしたらあなたの後ろにも…
↓まとめ
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