【第1号】年末年始のふりかえり

12月某日│手帳のはなし

30代に入ってから手帳を持ち運ぶようになり、アナログの良さを日増しに感じていた。この時期の自分行事として手帳を新調する。今年は細長いタイプのものを購入。色は赤。いまの手帳の使いかたはスケジュールを管理するようではない。

日々、感じたこと生まれた感情や気づき、をただ思いついたときに書くだけ。毎日書くわけではないが、手帳が成長していく様がなんとも言い難くて好き。来年もよろしく。

12月某日│そば屋のはなし

我が家のリサーチャーである妻が日本そば屋さんを見つけたので出向く。年末だったので開店前から何名か並んでいた。やっとお店に入るとカウンターとテーブル席のあるわたしの好きなこじんまりとしたお店。

きつねそばを頼む。店員のお母さんらしき人が「お待たせー」とかけそばを持ってくる。注文とちがうものが来たことを伝えると、申し訳なさそうにして引き上げた。数分後、またお母さんが「お待たせしました」ときつねうどんを持ってくる。わたしは「きつねそばを頼みました」と伝えると、お母さんは「本当にごめんなさい」と引き上げた。

数分後やっときつねそばが運ばれる。ご家族で営んでいるお店らしく、揚げの甘さとおそばがおいしかった。会計のとき、お母さんに何度も謝られたけど、この人やお店に対して嫌な気持ちは少しもなく、むしろまた来たいと思ったお店だった。

12月某日│たとえ話のはなし

人の考え方に触れるのが好き。こまかく言うと、なぜその考えが生まれて今に至っているのかの流れに触れるのが好きらしい。秋くらいからとある方のYouTubeを見るようになる。

この人のたとえ話が好き。身近にあるいろんなものに例えて自分の考えを世間話のように話している。この人のプロフィールを見てなるほどと思ったこと。それはこの人のたとえ話が経験してきたもの（過去のお仕事ややってきた趣味など）から生まれていることに気づく。だからわたしはききやすいのだろう。

意図してつくられたたとえ話としてではなくだれにでもイメージしやすい伝えなのだろう。わたしなら何をベースにたとえられるか。すきま時間ができるとまたこの人の動画を見ていくのだ折る。居酒屋で目の前に座って先輩の話を聞いているかのようにいい時間を過ごせているから。

1月某日│ネット環境のはなし

一人暮らしをしていたことからモバイルWi-Fiルーターにお世話になっている。仕事柄、外でもパソコンを開くからだ。この日は年賀状を返すためにグラフィックデザインツールを開く。遅い。とにかく遅い。気まぐれなネット環境なのは昔からなのだが、この日は特に遅い。この気まぐれさが苦手。

気まぐれな人、自由な子どもには腹が立つことなんてないのに、気まぐれネット環境には毎度頭を悩ませてくれる。機械の気まぐれさが苦手。安定感のなさ、わたしが何を言ったところで、どう対処したところでなにも改善されない機械が苦手なんだろう。

これを書いてる今は速い。今日は頑張ってくれている。

1月某日│情報収集のはなし

これまでいくつかのSNSには手を出してきた。ガラケー時代のmixi。ワーホリではじめたFacebook。友人に勧められたTwitter。なんとなく書きたいと思ってはじめたnote。いま、noteが面白い。といっても見る人は限られている。この見る人で共通しているのは考え方を書いている人ということ。

わたしはどちらかといえば話すより書く方が好きらしい。とはいっても毎日「書く」のはTwitterと手帳。長い文章はまだ書けない。だけど書きたくなっているからnoteに触れるのが面白いのだろう。気ままにnoteにも書いていこう。

1月某日│クセのはなし

支援する仕事をしているわたしは人の話を聞くことが多い。そして聞いたことに対して質問したり、自分の考えを述べたりしている。ここで厄介なのが頭の中を事細かに伝えたくて時間を取ってしまうこと。これは仕事柄仕方のないことなのかもしれない。

なぜなら「ちゃんと」やり取りしたいから。相手を知りたいからなんだろう。相手が「この前〇〇で～」と言ったら、「この前っていつだろう」で頭の中がいっぱい。相手が「〇〇できる？（簡単な作業）」と言ったら、「いつまで？どのクオリティで？」などあいまいなものをはっきりさせたくなる。

仕事では大切なことなのかもしれない。細かくやり取りすることでミスを防げるし、やることが明確になるから。だけど厄介なのはこの細かさを私生活でもやってしまうこと。

少し前にこれスペックを自覚できるようになってからは、わたしが話すターンで時々止めている。頭の中で「やばい話しすぎてる」と思った時に使えるブレーキ。なのだが万能ではない。思わなかったら全力疾走しているから。だって思っていないことはできないわけなので仕方がないと思っている。

みなさんお許しください。

1月某日│身体のはなし

パソコンを開かない日はたぶんない。毎日開いて何かしらしている。最近感じているのは目がしぱしぱすること。冬だから乾燥してるのか3時間くらいでしぱしぱしてくる。世の中には便利なものがある。ホットアイマスクだ。最近、多用している。

わたし今年38歳。織田信長が比叡山を焼き討ちしたときと同い年になる。焼き討ちしている彼はきっと炎でしぱしぱしているはずなのでホットアイマスクをプレゼントしたい。

1月某日│考えるのはなし

今年は自分にいくつかの問いを設定した。この問いを探求して自分がどうなるか知りたくなったためだ。noteを書くようにしているのもその一環。自分はどの領域に関心があって、身を置きたくて、表現したいのか。なにを心から学びたいのか。人生を山登りに例える話を聞く。わたしはどちらかというと頂上を目指すより、道中にどんな花が咲いているか、どんな人とすれ違うか、自分が寒いか暑いか、降りたり登ったりしたい。