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中国南部への投資続けます

中国株への投資ブームが過ぎ去ってだいぶ経ちました。ここ数年はその圧倒的パフォーマンスの良さから米国株への投資がブームというか定番になりつつあります。さらに日本株への投資も一部では見直されつつあるようです。わたしも米国株、日本株への投資はしていますが、中国株香港株へも注力していきたいと考えています。

なんで中国なのか?正直親近感はまったくわかない国ですが、香港や広州に住んでいたいたこともあり、経済の強さ、将来性の高さを肌で感じることができたからだと思います。(なお多くの香港好きと同じでわたしも香港は大好きです)中国南部とはもっと具体的に言えば、珠江デルタ地帯、香港、マカオ、深圳・広東省南部ということになります。香港がイギリスから中国に返還されて早20年以上であることは有名ですが、マカオも同様にポルトガルから中国に返還されています。

香港はもとより、そのお隣、深圳もその発展はめざましいものがあります。経済特区として人口1,300万人以上を抱える大都市に発展しました。ファーウェイやテンセント、BYD、DJIといった巨大企業が本社を構えます。

ファーウェイは日本のマスコミ、ニュースにもよく登場するので有名ですが、個人的にこのファーウェイという日本語の表記が気になってしかたありません。中国語で華為、発音を表すピンインという表記ではhua weiとなります。なのでフアウェイ、あるいはホワウェイのほうがしっくりくるのですが・・・

テンセントは中国移動や、中国電信といった国有企業と並ぶ、いやそれ以上のケータイ関連IT企業です。メッセンジャーアプリ、WeChat(LINEのようなもの)を軸に発展してきました。今では会員数が11億人!を超えて一企業というよりは中国の基幹インフラに成長しています。一時は中国移動が買収する、との噂があったほどです。中国株に投資する際はこうした、リスクも想定に入れなければなりません。アリババのジャックマー氏が消息不明だそうです。アリババが大きくなりすぎ、かつマー氏が政府に批判的な発言をしたことがきっかけと言われています。テンセントは中国政府というか共産党とうまくやっているのだと思います。

別の記事で言及しましたが、このWeChatの前身のQQというサービスが爆発的に伸びていた頃、その話を信ぜずにテンセントへの投資をしなかったわたしの後悔は深い心の傷として残っています(笑)。

BYDはかつて自動車メーカーでしたが、その後、電池、電気自動車も作るようになりました。2000年代初頭はわたしも実際見ましたが、自動車のデザインは外国車のパクりみたいなものでしたが、現在は洗練されています。電気自動車、バスは京都のバス会社にも採用されています。DJIはドローンのメーカーで世界シェア一位です。会社自体できたのが2005年なのでその成長スピードがどれだけ速いか、思い知らされます。

深圳には、他にもケータイ大手のOPPOやこれも巨大IT企業のZTE、さらには富士康(フォックスコン)というこれも日本で有名なホンハイの工場群があります。そうですApple Iphoneの一大生産基地です。余談ですが、昔OPPO社ともビジネスをしたことがあります。当時は田舎臭い会社でした。先日、同社のTVCMで指原莉乃を見たときには思わず遠い目になってしまいました。

深圳の北には東莞市、さらに北には広東省の中心、広州市があります。東莞市には以前ほどではないですが、たくさんの日系の工場があります。広州の南沙というところがあります。ここの工業団地(開発区といいます)には2000年代初頭、トヨタ、ホンダ、日産が進出しました。広州の南沙が中国のデトロイトとよばれ始めたのもそのころです。

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