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人生100年時代のキャリア戦略③-2 ~ 【仕事の選択基準①】「Should」→「Want」 ~

まずは前回のブログのおさらいですが、

人生100年時代の軸となる 「自分が大切にする価値観」 は

「人生の選択基準」 となり

それは 「仕事の選択基準」 にもなる

というお話をさせていただきました。


具体的には、


「自分が大切にする価値観」の先には、どんな仕事がありそうか?

果たしてこの仕事は、「自分が大切にする価値観」と合致しているのか?


そんな問いを自分に投げかけながら、 「これからどんな仕事をしていくか」 を考えていくということですね。


この 「仕事の選択基準になる」 という点は、これからの人生において大変重要になってきます。


なぜなら私を含め多くの人が、これまで 「真逆の選択基準」 で仕事を選んできているためです。


よって、これからはその意識を大きく転換する必要があります。


ということで今回は、その 「仕事の選択基準の意識を変える」 というテーマについて、


「Should」 「Can」 「Want」


という視点を用いて、もう少し詳しく説明したいと思います。


【仕事の選択基準①】 「Should」ではなく「Want」を軸に考える


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まず上図の3つのサークルの説明ですが、それぞれ


「Should (すべきこと)」

「Can (できること)」

「Want (やりたいこと)」


を表していまして、


「それらの3つの円が重なる部分の仕事をみつけたいですね」


といった文脈でよく使われるフレームです。


ただ、「そんな仕事を見つけたいですね」というメッセージの裏側は、そうじゃない人、つまりは


「3つの円が重ならない部分の仕事をしている人がほとんどですよね」


という現実を表しているともいえます。


具体的にはどんな状況かというと、私もずっとそうでしたが、ほとんどのサラリーマンの方々はこれまでの人生を、図の左側、


まず「Should(すべきこと)」が会社から与えられて

それに応えられるように「Can(できること)」を一生懸命磨いていく


そんな仕事人生をひたすら突き進んでこられたのではないかと思います。


そしてそこに 「Want(やりたいこと)」 を持ち込もうとすると、


「何を甘いことを言ってるんだ」

「仕事にやりたいことなんて持ち込むな」

「公私は分けろ」


などと上司から叱責を受けてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


つまり、これまでは仕事を選択する際、


「Should」と「Can」だけを考えて選択し

「Want」は置き去りにされてきた


という側面が強いのではないかと思います。


私自身も長い間、まさにそのような考え方で生きてきました。


しかしながら人生100年時代の仕事の選択基準は、これまでお話したとおり、


「Should」 よりも 「Want」


になります。


もう少し丁寧にいうと、


「Want」の円を何よりも先に考えて

そのうえで「Should」と「Can」の円が交わる部分を探しに行く


という順序へと、仕事の選び方を変えていくということです。


それは


これまで置き去りにされてきた「Want」をまずはテーブルに乗せ

さらにそれを最優先事項に昇格させる


という、「2段階のマインドシフトを一気に行うこと」とも言えるのではないかと思います。


このような意識の大転換、


これまでに染みついた「Shouldファースト」から

「Wantファースト」へと選択基準を大転換させる


ということが、これからの


「人生100年時代における仕事の選択」


において非常に大事になってきます。


ということで今回は、【仕事の選択基準①】として

 

「Should」 ではなく 「Want」 を軸に考える


というテーマでお話させていただきました。


次回は、【仕事の選択基準②】として


 「Can」 でもなく 「Want」 を軸に考える


というテーマでお話したいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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