ググるおっさんとタグる若者

先日、若い部下に「〇〇について調べといてよ」と依頼したところ、なかなか良い資料を作成してくれた。どうやって情報収集したのか聞いたところ、YouTubeで調べたとのことだった。えっ?YouTube?YouTubeって動画を楽しむもんちゃうの?と思ったのだが、どうやら彼らにとってYouTubeは動画をみるものだけでなく検索ツールでもあるようだ。

人生再設計第一世代である私にとってネット上のツールは用途によって使い分けるのだが、今の若者にその境界線はないよう。

図にするとこんな感じ。

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要するに今の若者には、検索はグーグルやヤフーよりSNS検索、情報はテキストより画像・動画になってきているのだ。

この傾向を踏まえるとオリラジのあっちゃんの戦略は極めて正しいことがわかる。例えば「アヘン戦争」について調べる時、これまではググってウィキペディアで調べるのが一般的だったが、これから学習する子供たちは中田敦彦のYouTube大学で調べようとなるからだ。ここから先は検索の世界と同じで閲覧回数の多い動画が検索で上位にヒットし、そして利益を生み出す。今Youtuberといえばゲーム系とかおふざけ系が多いけど、今後は教育系やビジネス系に大きなチャンスがありそうだ。

【まとめ】
これまで何となく5Gが来て通信速度が上がって動画の時代になるんだろうなくらいに考えていたけど、ミレニアム、Z世代の人たちの行動を加味することでなぜ動画の時代になるのかが理解できた。近い将来「ググって調べて」なんて言うと老害ジジイと呼ばれるのかも知れない。

ちなみにSNS検索をする際、ハッシュタグ#をつけて検索するのだが、これをタグると呼ぶらしい。

さあ、全国1,700万人の人生再設計第一世代諸氏、みんなでタグろう!

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