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サラリーマン卒業からのフリーコンサル

2023年12月をもってサラリーマンを卒業することに決めた。当面、フリーのコンサル(いちおう会社はある)として生きていくことになったので、決断に至った経緯とこれからについてまとめてみようと思う。


■会社を辞めた理由

もともと50歳になる2024年度中に会社員を卒業する予定ではあったが、このタイミングで会社を辞めたのは、組織の歯車に自分を合わせることができなかったからだ。ストレートに書くと自己評価と会社の評価に乖離があり過ぎてとてもストレスを感じた。会社という組織の中で上に這い上がって行くためには、組織に自分を適応させる能力が求められる。前々から気づいてはいたが、私はこの能力が著しく欠如している。30歳くらいで気づいていれば時間をかけて適応することもできたかもしれないが、まもなく50歳になる残りのビジネスパーソンとしての時間を考えても組織に適応することは諦め、違った土俵の上で勝負するのがよりベターと判断した。

▼こちらの本を読み自分は組織人を諦めた
とにかく仕組み化 ── 人の上に立ち続けるための思考法

■フリーになる決断までの流れ

当然のことながら会社を辞める決断をするのにはいろいろと不安や葛藤があった。その不安をどのように解消して決断したのかまとめると以下のような感じになる。

①不安なことを書き出してみる
②どうすれば不安がなくなるか考える
③とりあえず最初の一歩を踏み出してみる

●ステップ① 不安なことを書き出してみる
私の場合、不安に思うことは以下のような感じだった。
 ・安定した給与がなくなる
 ・けがや病気で働けなくなったら困る
 ・社会保険とか確定申告がめんどくさい
 ・組織に属していない孤独感
 ・わからない事や知らない事の相談相手がいない

●ステップ② どうすれば不安がなくなるか考える
不安に思うことを集約するとお金の事と人間関係に集約された。対策をまとめるとこんな感じになった。

●ステップ③ とりあえず最初の一歩を踏み出してみる
何とかフリーでやっていけそうな自信を持てたら早速案件探しだ。一番いいのは過去に参画したPJTの延長や懇意にしていた取引先からの紹介だが、もしそういった伝手がなければ、マッチングサービスを利用すると良い。私も3つくらいのサービスに登録して案件紹介を受けた。私が所属していたコンサルティング会社はインダストリー毎に縦割りであったので、これまで関与したことがない業界の案件紹介を受けたのはとても楽しかった。クライアントと面談する前は「本当に決まるだろうか?」という不安もあったが、PM/PMO不足な状況、すぐにでもPJTを進めたいというニーズが高いようで面談したところは百発百中で「合格」となった。無論、フリーなのでいつでもクビにできるからというハードルの低さもあるだろうが、正社員のようなメンバーシップ型ではなくプロジェクト型なので、クライアントは「コイツはきちんとコミュニケーションがとれる人間か?」をみていると感じだ。
いずれにしろ、配属ガチャではなく、自分の意志で参画するPJTを選べるのはフリーの醍醐味を感じた。そして背中を押されたのは「最悪の場合、またサラリーマンに戻ればいい戻ればいい」という心理的安全が大きかった。

あと月並みなアドバイスになるが、自分は追い込まれないとやれないからとエイヤ!で辞めてしまうのはサイアクなのでやめましょう。まずは自分の食い扶持を確保することを忘れずに。

■今後について

当面、フリーのコンサルとしていくつかのプロジェクトに参画することになると思うが、自分の時間を切り売りして稼ぐのは生産性も低いし面白くないので、1、2年の間には組織化したり、新しいサービスを開始したいと思っている。具体的なことはまだ決めてないが、残りの人生を賭けて解決したい課題が4つあるのでそのあたりを中心に構想を具現化したいと思う。

前回起業した時は、バッターボックスでバットを振ることなく見逃し三振をしてしまったが、今回はバッターボックスに立つ準備をした上で、フルスイングしてやろうと思っている。

ということで2024年から新しいステージに移行するので、これからもどうぞよろしくお願いします。皆さん、よいお年を!

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