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家族総出で丸2日間の案内に感謝(1)

ミスコルツ

日本語学習の若者の相手も

8月6日(火)晴。
夜中に暑くて目が覚める。腸の様子が少しおかしく、トイレに3回もたってしまうが、その後は6時過ぎまでぐっすりと休む。
7時起床。8時、家族4人と一緒に朝食。パン、チーズ、ソーセージ、ハムに庭で取れたトマト、最後に紅茶と十分の量いただく。
9時、家族全員で主人の運転する車で街に出る。I さんの友人の娘が日本語を習っているので彼女と少し日本語で話してほしいとの依頼があった。事前に打ち合わせていたらしく、その娘と母親が待っていた。娘と少し話しながらみんなで商店街を歩き回る。日本人の女性から週3時間60人のクラスメートと1年間あまり習ったという。簡単な会話はほぼ問題なく通じた。日本に帰ったら日本語の本を送ってあげる約束をした。彼女も嬉しそうだった。

娘達を残してIさんと主人の車で9年前にもタクシーで案内してもらった湖と古城のレストランのある観光地Lillafuredへ。
12時半到着。以前来た時とは違うレストランでライス、ガチョウと野菜の入ったカレー?にビールをご馳走される。昼食後入場制限のある鍾乳洞の時間待ちで近くをしばし散歩する。14時になり、開場を待っていた大勢の観光客と一緒に鍾乳洞に入った。鍾乳洞は日本で見たのと形がちょっと違っていた。

30分ほどで外に出る。露天で小さい鍾乳石を記念に求める。帰り道の途中でミスコルツ近くのディオーシュジュール城に案内してもらう。14世紀半ばに建立されたこの城は今まで見た東欧諸国の城とだいぶん様式が異なっている。

ディオーシュジュール城


お城からの眺め

方形の城壁が2重になっており外側の城壁はほとんど破壊されていた内側の城壁の四隅には頑丈な塔があり、その中のひとつは登ることができる。屋上からの眺めは遠くにミスコルツの市街を望める素晴らしいものだった。ドイツのドレスデンの修復工事のことを話すと、ここはそんなお金がないから無理だとのことだった。

途中郵便局に寄り、テレホンカード、切手、絵はがきを求め、ついでに記念スタンプを押した。郵便局から国際電話をかけて家内と話す。
16時に帰宅すると、すでに娘達は帰っていた。夕食までの間に洗面所で下着類の洗濯をする。脱水機はだいぶん旧式であった。ヨーロッパでは日本のように新製品にすぐ取り替えるということはないようだ。バスタブの上にロープが数本張ってあり、上下に動かせるようになっていてそこに掛けて乾かす。その後絵はがき8枚を書く。1枚15Ft。日本までの航空便は70Ft。合計で75円ほど。

ハンガリーのポスト

ハンガリー版「将軍」

夕食はみんなでテーブルを囲み日本のことについて話をしながら食べた。私のあまり上手でないエスペラントでの話をIさんがみんなに翻訳する。みんな熱心に聞いていた。
献立はパンに自家製のハム、ソーセージ、ママレードに卵、トマト、それにビール、紅茶と満腹になる。食後居間に移り、今日一日の行動をここの主人が撮影したビデオで見ることになった。朝の庭を散歩する自分の姿を見ると我ながらつくづく年を感じた。この後なんと日本でも見なかった映画「将軍」のハンガリー語版のビデオを見る。時々私が説明を入れIさんが通訳する。

ここの主人はかなりの蒐集家であるらしく、食堂の壁には昔の拳銃が10丁、日本刀が3振りのほか西洋の短刀などが掛けてあった。また2つの居間のサイドボードには各種の鉱石、貝などが所狭しと飾ってあった。


ハンガリーの名前も日本と同じで姓が先で名が後だそうです。意外ですね。
それにしても、拳銃が居間ににディスプレイされているとは・・・。
日本刀はどうやって手に入れたのでしょうか。(ウサコ)



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