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目が輝く、虫の世界

7月2日に「森のいきものワークショップ」を開催しました。

昆虫はかせ・スダッチの虫の世界

親も子も体験不足と言われている今、このワークショップは、こんな感じで自然とつながることができるよ~と、日常の暮らしの中で親子で身近な自然とつながることを目的に行っています。その自然への案内人として、昆虫はかせの須田淳氏(通称スダッチ)をお呼びして、虫の魅力を親子で体験的に学ぶワークショップを展開しました。今回で3回目の実施になります。
この日は、どんな虫の魅力と出会ったかご紹介します。

まずは、虫の種類によってさばき方が違う虫取り網のさばき方をレクチャー!スダッチが持つとてもなが~~~い網に子どもたちも興味津々、目を輝かせていました!
なに振りかまわず網を振るのではなく、蝶々やセミなど虫の種類によって上から下に振ったり、横から降ったり、降った後網を返したりと技術があるんですね!

虫取り網のさばき方をレクチャー

次に、虫のつかみ方をレクチャー。
これから楽しみなカブトムシやクワガタといった比較的固い虫のつかみ方や少し配慮が必要な羽に鱗粉がついている蝶々のつかみ方、少し危なかったしいカマキリやヘビのつかみ方を教えてもらいました。

虫のつかみ方のレクチャー

レクチャーの最後は、図鑑の紹介と危険な虫の対処法を教えてもらいました。「図鑑は、どんな図鑑を選んだらいいか」という質問が大人の方から質問が出ていました。
危険な虫については、スズメバチ、マダニ、マムシ、毛虫を挙げていました。その中で、スダッチが「毛虫の種類の全体の8割は触れる」という言葉がありました。私自身が現場で感じることは、見た目や分からないということだけで、子どもたちを虫から遠ざけている気がしています。少しずつスダッチのような案内人から学ぶことで、正しく恐れることができるのではないでしょうか?

図鑑の紹介
危険な生き物に出会ったらどうする?

この頃には、子どもたちは、もぉ~早く虫取りに行きたくて、ウズウズしている様子!それをスダッチも感じ取って、いざ、出陣!
さぁ、フィールドワーク!颯爽と森へ駆け出す子どもたち!

この日はサワガニがいっぱい!!

スダッチの様子を見ていると、ゆっくりと歩きだし、葉っぱの裏や落ち葉の下、朽ちた木の下など虫の居場所を知っているかのように見つけていきます!虫よりスダッチを見ていると勉強になります!
子どもたちもスダッチの行動に気づき、見よう見まねで虫を見つけていきます!

生き物を紹介するスダッチ
お母さんも興味津々!
スダッチの網さばきは軽やか!
丸太の下に生き物発見!
なんだろ~っとみんなが自然と集まる!
沢にも生き物がいっぱい!

次に午後の時間に観察タイムを設けました。自分で取った生き物をよ~く観察して、スケッチするというものです。そして、特徴を捉えて、その生き物に自分で名前を付けます。この時の子どもたちの生き物を観る目がとても輝いていました!
すごい集中!みんな、生き物の特徴をよく観察して描いていました。

子どもたちの観察する目力にしびれます!
大好きなカナヘビをGET!
よ~く観察して描いています!
図鑑も使いながら観察!

スダッチから、「今回は、虫取りして絵を描いてもらいました。絵を描こうとすると、よく観察しようとします。その生き物の特徴が見えてきます。写真を撮ることもいいですが、意外と写真は撮って終わるので、よく観察していなかったりします。」とありました。
長く生き物と関わってきたスダッチの言葉に説得力がありました。
子どもたちも、自分で取った生き物をよく観察してスケッチして、名前を付けるころには、その生き物に対して、とても愛着を持っている様子でした!

最後にみんなで鑑賞会!

これから子どもたちも夏休みがやってきます!生き物の魅力をこれからも感じてほしいです!

スダッチという父親・将来の子どもの生き方のロールモデル
お母さんたちから子どもの頃の様子など質問攻めでした!
これもこのワークショップの楽しみの一つ!

この日は、お昼に、スイカ割りもしました!
ブッシュクラフトインストラクターのヨッシーのフォックスウォークから始まり、目隠しして、手拍子が聞こえる方向に歩くというなんともヨッシーらしいスイカ割りが面白かったです!
スイカが割れると歓声が上がっていました!

みんなでフォックスウォーク
スイカ割れるかな!?手拍子しているヨッシーも危ない!笑
あま~くておいしかったです!
スダッチのなが~~~い虫取り網
使うのが難しいです!

森のいきものワークショップ、今回で3回目となりました!
今後は、スダッチやスタッフとも相談して、「自然環境保全×子育て×虫」をキーワードにプロジェクトを企んでいるところです!
宮崎もあと2週間もすれば、梅雨が明け、夏到来!自然の中でいっぱい遊びましょう!
Tack!

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