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私という父親のロールモデル Part5

2020年3月、森に娘たちを連れていく。
皆さんは、「森のようちえん」を知っているだろうか?
デンマークのお母さんが、自分の子どもを森に連れて行ったことからはじまったとされている「森のようちえん」。
森のようちえんは、自然の中で自由に遊び自然とつながることや遊びという土壌の中で人と関わることで、健全な体と心の発達を促す効果があると私は考えている。

森のようちえんとは | NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟 (morinoyouchien.org)

私と森のようちえんとの出会いは、2015年の「森のようちえん全国フォーラムin諫早」である。仕事の出張で行ったので、あまり訳も分からず、行ったのを覚えている。「出張だるいなぁ~」が本音である笑
しかし、その甘ったれた気持ちをぶっ飛ばす、最高の出会いが待っていた。その人との出会いが、今の自分を作っていると言っていいほど運命的な出会いだった。
その人は、当時、諫早市こどもの城館長をしていた池田尚氏である。この時のフォーラムの実行委員長でもあった。こんなに面白く、温かい人に出会ったことがない。一瞬にして虜になった。
諫早青少年自然の家で行われたこのフォーラムは、私にとって、自然の中での子育てや保育、幼児教育をすることが、どれだけ本質的かを教えてくれた。池田さんのお話は別の機会にしたいと思うが、これが私と森のようちえんの出会いである。

どんなところ? - こどもの城 - 諫早市 (city.isahaya.nagasaki.jp)

常に私の指標であり、超えたい存在
森のようちえん全国フォーラムin諫早

なないろ自然楽校で実験していく中で、まずは、デンマークのお母さんのように、自分の子どもを森に連れていくことから始めようと考えた。
私自身ができる子育ては何かを考えた時に、森で子どもたちと一緒に遊ぶことだと考えたからだ。
そして、住んでいる田野町は、自然環境が豊かな場所なので、やるにはもってこいの場所だった。この時、娘が通っている保育園の木育事業で、田野町にあるボーイスカウトキャンプ場を知った。管理されているが、されすぎず、沢もあり、とてもいい環境がそこにはあった。私はここをフィールドにしようと決めた。
とりあえず、池田さんの教えの一つである「やったらわかる」の考えで、娘2人を森に連れていくことにした。
そこで、また素敵な人たちと出会うことができた。そこを管理するボーイスカウトのOBの方たちだ。娘たちにやさしく声をかけていただき、娘たちも安心している様子だった。今でもお付き合いしていただき、私の活動を応援していただいている。
さぁ、娘たちを森に連れて行って、何をしたか?
基本「何もしない」を心掛けた。娘たちが、森の中でどんな遊びをするのか、どんな反応をするのかを観察した。
最初は、場の環境に怖がっていたりだったが、時間が立つにつれて、自分から遊び始めた。いろんな表情が見れて、私もゆとりをもって森のじかんを過ごすことができた。私の場合は、限られた屋内の空間より、自然の中の方が落ち着いて過ごせることに驚いた。他の人にもよく言われるが、家の方が安心して子どもを見られるが、私は逆のように感じる。

はじめての森
何かを見つけては、遊びに変える!
どんな景色が見えてるのかな?
木の上でおやつ??
登ったはいいが、どうやって降りよう??
ボーイスカウトOBの方たちは大きな存在
温かい時間が流れる

人間は、元々、自然の中で暮らしていたことを考えると、子育ても自然の中でやることは、自然なことかもしれない。
自然と言っても、大自然の場所でなくてもいい。家の近くの公園でもいい。
環境教育に詳しい北海道の当別エコロジカルコミュニティの山本幹彦氏が教えてくれた。
「OUTDOOR(アウトドア)は、DOOR(ドア)のOUT(外)」

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家の玄関を開けたら、もうそこは自然なのだと気づかせてくれた。そう考えると、私たちの周りには自然が溢れているのではないでしょうか?気楽な感じで、子どもと一緒に家のドアを開けて、自然の中でみんなで子育てできたらうれしいなぁ。TACK!


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