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テーブルの上にある世界から、矢印を。

こんにちは。疲れがあるにもかかわらず寝れません。朝はしっかりと起きてしまいます。で何をしているのかというと・・・言えないことです。


わからないことが多すぎる。

以前から申している通り、レゴ®シリアスプレイ®、7つの習慣、サッカーと同じくらいのレベルで歴史、とりわけ幕末と戊辰戦争について調べることが多いです。なぜこの時代が好きなのかというと、わずか150年ほど前のことなのに謎が多すぎるから。なぜこんなにわからないことが多いのだろう。

いつの時代も歴史は勝者によって書き換えられてきている。そんな真っ当な回答だけでなく、多分、本質的に何が正義で何が悪かが非常に判別し辛い。そんな時代背景に惹かれてしまうのだと思います。大きく括ると徳川幕府と薩長を中心とした体制との戦いに見えますがそれだけではないのですよね。

才能の宝庫だった徳川幕府。

明治維新で完全に組織が一変されたと思っている方がことのほか多い気がします。そんなことは全然なくて、徳川幕府にはものすごい数の才能豊かな幕臣がいました。挙げるときりがないのでここでは割愛するのですが、次世代の才能の発掘や人材の育成を、徳川幕府は粛々とおこなっていたのですね。

ようするに組織構造が変わってもいきなり実働が変わったのではなく、これまで培ってきた能力を、列強諸国との対等を目指す日本のために活かしていくしくみづくりがあったということにほかならない。そう考えると、全員では無いとはいえ、矢印の向きが同じだったのだろうなと感じてしまいます。

矢印の向きを同じにする。

この、矢印の向きを同じにする、という言葉。今の時代でもよく出てきますね。もちろん時代背景もあり、全員の価値観をひとつにできるかと問われると一考の余地があることはある。それでも「なぜ自分はこの仕事をするのか」「なぜ自分はここにいるのか」は、矢印の向きの大事な要素ですよね。

その呼び名がMVVだろうとクレドだろうとパーパスだろうと信念・信条だろうと何でもいいのですが、ペリーの黒船以来、世界という大海原で日本が脅かされる時代がやってくるという予測のもと、自分たちの強さや弱さ、そのうえで対等な立ち位置を目指すという明確な意思表示が伝わってきます。

自分たちの世界をテーブルの上に。

これも以前、我がチームのクレドを見つけるためにレゴ®シリアスプレイ®ワークショップを実施したことを書きました。クレドやパーパスは全員の心のなかから湧き上がる思いの集合体です。価値観を共有して、終わりを思い描くことから始めることで組織、チームの揺るぎない基準ができあがります。

やってみて初めてわかることが多いのです。ひとりひとりの価値観、強み弱み。それらがチームになったときのありかた。そのうえでの内部環境、外部環境との関係性。机上の空論ではなく自分たちの世界をテーブルの上に実際に表現してみる。江戸時代末期に世界を描いていった志士たちのように。

最後に。

7つの習慣でもミッション・ステートメントという自分自身の信念を描く場面がある(第2の習慣:終わりを思い描くことから始める)。そこでは、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献・功績)そして土台となる価値観と原則を見つけていきます。一度試してみてください!

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