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パパ育休って実際どう?(夫視点)

我が家は育児休暇を(結果として)夫婦それぞれワンオペになる時期を設けて取得しました。
友人が、夫婦共に1年育児休暇を取っていたりしたので、理想は二人共1年取得…だったんですが、実際に予定日がわかり、具体的な話し合いをしてみたところ、保育園のタイミング、金銭面や仕事から離れる不安などから、私は9ヶ月、夫は4ヶ月半の育休に着地。重複の1ヶ月半を除いて、お互いワンオペの育休となりました。

慣らし保育終えるまでが夫の育休。

今回は育休について夫に聞いた、あの頃は~の話を書いていきたいと思います。

結論、親は性別関係なく取るべし!
   ・・・でも病むから注意。


夫はもともと子ども好きでも、家事が得意でもないのですが、エンジニア特性か自分の気持ちと現状を離して判断できる、そして空気を読みすぎない。笑
(読めないわけではなく、遠慮せずに権利を主張できる人間だと思う)
そのため育休について話し合った際、私の仕事都合と給付金額を踏まえた意見が現実的と理解してくれました。
その結果、私の復帰~保育園入園(4月)をカバーする形での育休を申請。

夫の会社はカテゴリでいうと大企業。パパ育休も制度周知はされていたものの、そこはTHE日本企業、カタチだけの数日育休取得が多く、3ヶ月を超えるような長期はほぼおらず。また、自部門では初取得者。
さらに、転職して1年経過してすぐの育休になるので、上司にはなんて言おうかーーと悩んでました。
こういうのは、とにかく早く相談したが心象良いぞ、ということで、育休取得の相談をしたのはまだ転職して半年の時。
上司との関係性もあまり出来ていない状況でしたが、拍子抜けするくらいあっさりOK。案件の引き継ぎについても相談に乗ってもらえたようでした。
でも話を聞いて納得。上司の方も子持ちのまだまだ育児頑張り中(40代)、家庭への比重が重い人だそう。やはり上司の考え方って大事。

実際の育休は夫も重複期間があってよかった!とのこと。話で聞くのと、一緒にやるのではやはり習得レベルが違うのと、ママばかりの世界だろうと思ってたから、先に「このママと赤ちゃんのパパ」、って紹介してもらえたのが入口として入りやすかったそう。パパってまだまだレアだからすぐ認識される。

ワンオペの中で何が一番大変だったか聞いたら、圧倒的二大巨頭がこれ。
・3回食になってしまった離乳食
・話す相手がいない

離乳食は、夫に交代して1ヶ月くらいで3回食になりましたが、もう、永遠にキッチンにいた。笑
作る→食べさせる→ミルク作る→飲ませる→片付ける→作る→食べ…
3回このループしてたら、本当に一瞬で夕方になる。
しかも食べムラ飲みムラあるので、一所懸命作った鶏肉ハンバーグを一口も食べてくれないときとかめちゃくちゃ凹んだとのこと。
夜な夜なキッチンで作り置き調理してました。
昼だけじゃなくて夜までぎっちり子どもの為に時間を割く必要がありますし、かつ、際限がないから、自分の時間確保も結構難しい。

話す相手については前の記事でも書きましたが、正直夫の方が深刻だった。
理由は簡単で、周りにママしかいないから。
私は支援センターやSNSで同月齢の子のママとそれなりにコミュニケーションを取ることで個別に出かけたりもしてたのですが、夫にはちょっとハードルが高かった。
まだまだ目立つパパ。当たり障りのない会話はするけど、そこで仲良くなったり、個別で遊ぶようになったりは難しい模様。その間にも他のママ同士はどんどん仲良くなったりして、同じ月齢を持つ親なのに孤独を感じたそう。
友人にも子持ちはいたけど、やはり友人が育休経験なかったりすると、共通認識で話すのも難しい。
もちろん施設のスタッフさんや先生は積極的に話しかけてくれるし、家で子と二人きりではとても時間がもたないと、夫も結局毎日どこかしらに出掛けていました。

あとは、仕事から離れることでスキル低下に不安があると言っていたので、土日に夫のフリー時間を作って、勉強時間や私用(遊びや美容院)に充ててもらったりしましたが、この時にもう少し友人と飲みに行くことを推奨すれば良かったなというのが反省点。
お互い育児どっぷりだからこそ、我慢というより、飲みに行きたい欲が減ったり、1人時間より家族3人で出掛けたいという気持ちになっていたと思います。
片方がワンオペの家庭は、もう一人が背中を思い切り押して、強制リフレッシュ時間設けることをオススメします。

総じて夫の育休はとても素晴らしいものだったと思いますが、毎日顔を合わせていても後から聞いたら、なるほどあの時はそんなに孤独感があったのか…と気付けないところもあり、妻としては反省です。
お互い言葉にしないとわからないことがたくさんあるね、という当たり前の結論に行き着いたのでした。


1つ前の記事で、妻視点でのパパ育休について書いてます↓
パパもワンオペしたらいいよ!っていう話。


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