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#27夫婦起業/売る商品はなくなった

株式会社MASAHARU代表取締役
折谷征晴と折谷奈々絵です。
創業70年製造業の三代目から
50歳夫婦で起業しました

夫婦で挑む新たなステージの始まりや
新事業の方向性を見つけ出すまでの
ストーリーなど
挑戦者としてチャレンジする日々を書きます。


おはようございます✨
今日もMASAHARUnoteに来て頂き
ありがとうございます✨
みなさまとの出会いに感謝します✨

やるか、やらないかを書きます。
最後までよろしくお願いします。


商品

クリーニング業界のお客様に恩返しがしたい
お客様に喜んでもらえる新しい商品を作りたい

創業70年製造業を今後も持続可能にしていく
100年企業にするために

工場内に製造タンクが完成し
自社工場が完成
業務用洗濯洗剤を販売

商品名はいくつか候補があった
その中に彼の名前が付いたのも

彼は自分の名前を付けることに反対

三代目として成し遂げること、名を残すこと
わたしは彼の名前を付けることを後押した。

そして彼の名前が付いた
会社を代表する商品として展開していく

その予定だった

売る商品はなくなった

三代目退任
業務用洗濯洗剤工場閉鎖

在庫していた
この商品だけ持ち退職

これで行くしかない
全国に営業へ出ていた


ある日
この業務用洗濯洗剤を
継続するか、継続しないかを
考えなければいけなくなった。


一度立ち止まり、考えなければいけない

結果次第では
この先の未来は白紙になる
私たちは究極に追い込まれた。

この決断するまでの時間が

人生で一番つらい時間となった



この商品をやめるということは
起業した直後に商品がなくなる

決断とは
決めて断つ

考えるだけで
恐怖心から心が固まってしまう

どうしても彼には
やめる決断ができなかった

諦めたくない
今まで信頼してくださったお客様
今まで積み重ねてきた信用信頼
もうこれ以上ご迷惑はかけられない


彼の名前を付けた
業務用洗濯洗剤を
継続するか、継続しないか
やるか、やらないか


「やめる」
決断したのは私だ

妻として
責任は私が背負う

ものすごく苦しかった

業務用洗剤を誰よりも愛してる
征晴とわたしの子供のように
大切にしていた。

それでもやめる決断をするということは
自分の身を削られるくらい辛い

2023年10月2日
株式会社MASAHARU創業

その直後、売る商品はなくなった

営業で成約を頂いていたお客様に
今後の事業展開も話を進めていた案件も
できなくなったことを謝罪の日々
三代目を辞めてお客様へのご挨拶
自分たちの決断したことへの代償

ホームページ閉鎖

未来がまったく見えなくなった

彼は心も体も疲れきってしまった

もう一度すべて考えよう

体制を整え直そう


私はしばらく彼を休ませた

休ませている間

どうにかして次の展開を作り出す

私は今までの人生で
崖っぷちに立ったことは何度もある


成り上がりの人生
どん底から這い上がる自信はある

人生はどん底までいく

でも、必ずその後は上がる



彼は50歳にして初めて人生のどん底中


その彼を抱え
家庭を抱え
三人娘たちを抱え
株式会社MASAHARUを抱えながら
生きる毎日は
今まで生きてきた中でも想像以上にきつい

海の底まで落ちた折谷征晴を
私は片手で抱えながら泳ぐ
そして彼を地上まで引き上げる

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