見出し画像

経営者が感じる「孤独」と「寂しさ」の正体と乗り越え方

みなさんこんにちは!

WEBマーケティングを丸投げできる企業、株式会社ThankMarketingの代表取締役 木村正治です。

小規模事業の経営者、フリーランスをしている方。ふとした瞬間に感じる孤独や寂しさ、虚無感のようなものってありますよね。

私は法人経営を始め、ようやく1年が経過しましたが。
8ヶ月目~9ヶ月目ぐらいの期間で、かなり大きな「孤独感」や「寂しさ」を感じることがありました。

俗にいう「経営者の孤独」を味わい、ちょっとへこたれそうになった時期もありましたので、自分なりに経営者が感じる孤独感の正体と乗り越えた方法についてnoteにまとめておこうと考えました。

経営者を目指している多くの方々の目に触れることで、解決のキッカケになればとても嬉しいです。

新米経営者の「成り立ち」

まずは私の簡単な自己紹介をしておきます。

私、木村正治(きむら まさはる)は、福岡のWEB制作・広告代理店で7年半勤務し、サラリーマン時代は未経験から3年で運用課の課長に就任。

福岡ソフトバンクホークスさまを筆頭に、多くの企業様のWEBコンサルティングやWEB広告の配信、WEBマーケティングに関するセミナーや社員教育に携わってきました。

その代理店ではWEBサイトの制作から広告配信、コンサルティング、SNS運用代行、一時期は営業活動まで私が担当していたため多忙を極めましたが、将来の起業に向けて歯を食いしばり、寝る間も惜しんで歩んだ7年半でした。

その原動力となったのは貧困から抜け出したいと強く願うハングリー精神です。

というのも私は母子家庭で育ち、それゆえに発生した貧困を長く味わってきましたので、そうした生活から抜け出したい!
人生一度きりだし、どうせなら思いっきり自分の可能性を高めて、大きく稼げるようにチャレンジしたい!という気持ちで奮闘し続けた結果、独立に至りました。

起業1年目となる2022年はたくさんのお客様に支えていただきながら、同業他社さんとパートナーシップを築き、助け合い、お仕事を分け合いながら法人1年目をやっとこさ超えた状況です。

経営8ヶ月目ぐらいから芽生えた「小さな孤独」

私の「経営者の孤独」は、経営開始から8ヶ月ほど経過した頃から感じ始めた「虚しさ」のような、心に出来た小さな小さな「しこり」から始まりました。

私は人とのご縁を大切にしてきましたから、起業してからも時間を作り、前職の代理店メンバーとも1~2ヶ月に1度は共にお酒を交わし、他愛のない話をしたり。

仲良くなったお客様に夜の街に連れて行っていただき、「こういう世界があり、多くの経営者が足を運んでいるんだ」ということを勉強させていただく機会も増え始めました。

そうするうちにふと。

夜の街でお客様と飲んで帰るタクシーの中で。
または、元同僚たちが開いてくれた飲み会からの帰り道で。

「あれ。。。なんだか空しいな。。。」という気持ちになってしまう自分を見つけてしまったのです。

それが起業からちょうど8ヶ月ほど経過した頃。

売上が一気に10倍に増えるものの利益が追い付かず、「どう利益を増やせばいいのか。。。」と悩んでいた時期でもあったため、その孤独感は一気に拡がりました。

例えば従業員が何人もいたり、毎日お客様と対面でお話しているようなお仕事であれば感じなかったのかもしれません。

ですがWEBマーケティングはPCとの睨めっこが基本的ですから、「たまに飲みに出ることで、この言いようのない孤独感を紛らわせてくれるのではないか」と当時は考えて行動していました。

一度芽生えた孤独感は消えない

いま孤独感に悩んでいる私と同じ新米経営者の方に一言お伝えするなら、一度芽生えてしまった孤独感は決して消えない、ということです。

この記事を書いているいまも、私の心の片隅には孤独感は存在しています。
ですが、以前のように心の大部分を占めるほどではなくなりました。

つまり、乗り越えたのです。

ですが今よりも新米だった当時の私は、どうやったらこの孤独感が消せるのか。言いようのない虚しさが仕事に影響しないか、と不安でたまりませんでした。

経営者同士で話しても孤独感は消えない

そのように孤独感で悩んだ私は、当時周囲のあらゆる人に相談してみました。

書籍も読んで、なんとか同じ気持ちを味わっている経営者がいないか!?と内心必死になっていたと思います。

そんなある日、とある方が私にアドバイスをくれます。
「先輩経営者に聞いてみればいいんじゃない?」と。

そこで私は、WEBコンサルティングで直接訪問しているお客様(企業の経営者)方に、普段どんな孤独を感じておられるのか。どう乗り越えたのかを聞いてみることにしました。

そうするとみなさん一様に「いつの間にか乗り越えた」と仰います。
うーん、全然参考にならない(笑)

結論、アナタがいま感じている経営者としての孤独は、環境や性格によっても様々ですから十人十色で、経営者同士で話す程度では解決しないのです。

いつの間にか小さくなった「経営者の孤独」とその理由

私の場合、起業から10ヶ月を過ぎた頃ぐらいから一気に孤独感がなくなりました。

理由は2点です。

①私が感じる孤独の正体を見つけ対処した
②私の経営者としての道を開いてくださる、メンターに出会った

事業として利益幅が拡大し、余裕が出来たこと含め他にも多くの要因はあると考えていますが。特にこの2点が私を一歩成長させてくれました。

「孤独」の正体を見つける

同じ悩みを持つ経営者の方へ、まずご自身が何をどうすれば孤独感が出るのか考え、孤独の正体を掴んでみることを強くオススメします。

そのうえで、その孤独の正体を解決するためにはどんなアクションが必要かを導き出し、行動すると良いでしょう。

上記は一般のサラリーマンであれば難しいかもしれませんが、行動力のある経営者の方々ならできると思います。

私の場合、孤独の正体は「周囲の経営者よいしょ」にありました。

これまで一緒に苦しさも楽しさも分かち合ってきた友人、元職場の同僚、お客様方が、私が社長になったことで「よいしょ」し始めたこと。

その表現方法が雑で、お世辞にも丁寧に相手を敬う表現方法ではなかったことが、私の孤独感を強めていた原因だったのです。

具体的にどんな対応だったのかと言うと。

・飲み会の支払い時のみ「シャッチョサン!」と持ち上げられる
・「どうせ経費でしょ」と夜の街に誘われる

誰しもがこんな風に対応されてお金を支払うのは嫌だと思いますが、当時私の周りではこのような対応が増えており、「なぜこの人たちは自分が言われて払いたくないと感じるような雑な言い方をして、相手に大金を払わせようとするのか。。。」と心を痛めていたことが要因でした。

とても悪い言い方をすると、周りの人がすべて下品な「たかり屋」に見えていたんですね。。。

誰しもがそうだと思いますが。1回5万円、10万、20万円というお金をポンと快く支払う人はいないと思います。
企業の経費といえども、そこに働く従業員たちの給料の元になるお金が、そのような支払いによって目減りします。そうすれば従業員の給料は上がりません。

例えばその従業員が自分であれば、めちゃくちゃ文句を言うハズ。

働いていたらそれぐらいは当たり前に解るでしょうから、せめて支払う方が気持ち良くお金を出せるようにするのは最低限の礼儀です。

私が社長になったことでそのような最低限の礼儀すら出来なくなった人が周囲に溢れ、「私の友人・知人はそんなレベルの人間だったのか。。。」と落胆したことで、私は強い孤独感を感じるようになったのです。

結果として私は、上記のような対応をする人にはハッキリと「支払い時だけシャッチョサンなんて言われても嬉しくはない、それは褒め言葉ではない」、「社長になったことで金持ちだと勘違いしていると思うが、初年度の役員報酬はサラリーマン時代の給料の半分」と正直に伝え始めたことで、周囲の態度は落ち着き始めました。

社長になった=お金を持つ人間になった、と勘違いした方々が。その方々よりも月給が低い私のお金をたかりに来るのですから。

いま思えば、これで孤独感を感じない方が無理だと思います(笑)
でも相手に伝えなければ、それは相手の方も「そんなアナタの事情は言われないと知らないよ」となってしまいますから、シッカリ伝えるようにしたんですね。

人を大事にする気持ちが強い私にとってはショックが大きかったですが、この時「社長というのはこのような色眼鏡で見られるんだ」と学んだんですね。

そして同時に、頂戴した報酬で「誰と何をするのか」を強く意識するようになりました。

メンターとの時間がすべてを変えた

運命というものは本当に不思議なもので、悩んでいた当時の私に1人のメンターが現れます。

正確には、元々お客様だった方とWEBコンサルティングによる定期訪問を通じてより仲良くなったことで、多くのことをその方が教えてくださったんですね。

今では「Nさんが経営者として大事な心構えや姿勢を惜しみなく教えてくださった恩返しを必ずする」と、そのお客様にハッキリとお伝えしているぐらい感謝している、情熱のある優しい先輩経営者です。

「経営者なんだから、こういうお店を知っておきなさい」「お客様や従業員を連れてきてあげるんだよ」と、たくさん良いお店に連れて行って下さりご馳走になりました。

その方との時間が増えなければ、きっと今もまだ悩んでいたことでしょう。

私の場合、孤独を感じていた原因を特定しそれに対処する行動を起こしたこと。

そして、「そんなことでクヨクヨ悩むぐらいなら、もっと稼げばいいんだ!」と教えて引っ張ってくださるメンターとの出会いが突破口になり、今では孤独感は感じなくなりました。

孤独感を乗り越えたことでむしろ、これまで以上に自信が付いて心が動かなくなったというのが現状です。

いまでは夜の街でもご飯をご馳走する時でも、お金を使ったことで「そのお客様が楽しんでくださるか」を考えることが増えました。

このあと紹介するマイルールも設けたことで、一緒に楽しみたい仲間との時間とお金の在り方を見直したということになります。


「経営者の孤独」は味方にできるもの

この1年間、孤独を感じつつも365日1日も休まずに毎日仕事に打ち込みました。

そこで到達した結論は、経営者の孤独は味方にできるんだということ。

孤独を感じた当初は何をどうすれば良いのか。解決できるものなのかも判っていませんでしたが、今ではハッキリ「行動に移せば解決する」といえます。

この経験から私は、自社の利益にならないたかり屋とは即座に縁を切る、というマイルールを設け実行しています。
そうしなければ立場上、守るべき大切なご縁を守れなくなると判断したからです。

そして自分にとってお金と時間をかける価値があるのは、大切だと思い合える方とのご縁のみです。

いま孤独を感じている経営者のみなさんはぜひ、孤独を味方に付けるために解決する方法を探してアクションしてみてください。

冷酷な判断をする必要に迫られる方もいるかもしれませんが。。。経営者になった人であれば、必ずできると思います。

さいごに

以上、私がこの1年。新米経営者として生きてきた中で感じた「孤独」の正体とその解決方法を2点お伝えしました。

最後になりますが多少PRさせてください。

弊社はWEBマーケティングの代行業をベースに、そこで培ったノウハウをリスキリングによる年収アップ、従業員のスキルアップに役立てられる「オンライン・オフラインの教育サービスを展開」しています。

WEBマーケティングに関する相談、WEBサイトやLP制作に関するご相談(※お得な補助金の申請も弊社で行えます)含め、さまざまなWEBにおける事業課題を解決できますので、ぜひ今回の記事を読んで共感いただけたならお声かけくださると嬉しいです。

ではまた、別の記事でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?