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[千葉戦]大敗にあった希望の種と前半戦を振り返って-第14節-

第14節。
富山vs千葉の水曜ゲームは64-105で千葉の快勝となった。

100点ゲームという中々に辛い大敗となったが、こういう試合ほど気になって分析してしまうのが私、岩沢の性分である。

結果、やはり現地の印象と変わらず富山のディフェンスは決して悪くなかった。
また、オフェンス面では新たなヒントも得ている。

絶望一辺倒なようで、過程にフォーカスすれば希望の種もあった今節の千葉戦について解説していきたい。

また、今回は記事の後半でここまでの前半戦を振り返り、正直な感想をつらつらと書いていく。
ここは解説というよりは岩沢の雑記なので何卒ご了承頂きたい。


1、決して悪くなかった富山のDF

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富山はP&Rディフェンスにスイッチを採用している。
それによって生まれたミスマッチはオフボールスイッチで解消する所謂トリプルスイッチを行っている。
また、これに加え2-3ゾーンも併せ持っている。

これらは従来よりやや煩雑なローテーションにはなるが、1on1や2on2を組織力で助けようと考えるならこのハードルは避けられない。

この試合でも同様にトリプルスイッチと2-3ゾーンを行っており、決してそれらは悪い出来ではなかった。

ただ、如何せん千葉のシュート率が良すぎた。
これについて解説したい。


・マンツーのトリプルスイッチの場合

ここでは3Qの残り9分頃のディフェンスを紹介したい。

①原とジョンムーニーのP&Rの場面。
これに対し、スミスが原、松井がムーニーへスイッチしてオープンショットを防ぐ。

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②原がムーニーvs松井のミスマッチへ配給しようとしたのを見てすぐさまマブンガと松井がオフボールスイッチ。
且つ、2人の入れ替わりの瞬間に空くムーニーとダンカンにはそれぞれラモスと上澤が一瞬ヘルプしておく。

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③ムーニーにボールが渡る頃にはミスマッチを解消。そして、ラモスが寄っていたことで佐藤が空いていたがラモスがこれにも戻って対応し打たせない。

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④しかし、千葉は逆サイドの松井vsダンカンのミスマッチを見逃さず、ダンカンサイドへボールを移す。

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(ここでミスマッチを見逃し、タフショットに至ってしまうチームは少なくない。他のチームならこの時点で守りきれていてもおかしくないのだが千葉は流石である。)

⑤しかし富山はこれにもオフボールスイッチで対応。
ダンカンに入る直前にマブンガ→ダンカン、ラモス→ムーニー、松井→佐藤のローテーションでミスマッチ1on1をさせなかった。

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ここで松井が一瞬ラモスと一緒にムーニーにローテーションしてしまい、ダンカンからパスアウトした佐藤のスリーへのチェックが遅れてしまったが、それでも最終的にチェックはできていた。

経験者からすれば富山のこのポゼッションのローテーションは超高度なビッグプレーなのだが、佐藤は松井チェックを意に介さず決めてきた。
(また、ダンカンのパスも絶妙)

富山のDFは決して悪くない。
(むしろ素晴らしい)
ただ、これを越えてきた千葉が流石すぎた。


・2-3ゾーンの場合

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