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[群馬戦]なぜスタメンが上手く行かないのか? -第13節-

第13節。富山vs群馬。
クリスマスゲームのGAME1は富山が89-77で勝利。
しかし翌日のGAMEは90-95で群馬が勝利し、ホーム2連勝とはならなかった。

勝ち切るチャンスのあったGAME2では
"目の前の群馬戦を取ること"
を考えた場合においては最適解と言い難い采配があった。

それがスターティングラインナップの多用である。

■GAME2の各選手の+/- 指標

・スタート
スミス +6
マブンガ -33
ラモス -22
松井 -22
宇都 -16

・リザーブ
ブライス +17
晴山 +18
水戸 +17
阿部 +14
上澤 0
小野 -3
飴谷 -1

見ての通り、セカンドユニットの方がこの試合は当たっていた。
しかし、浜口HCは1Qと3Qの出だし、2Qと4Qの終わりスタメンのユニットを起用した。

これは一体どういうことなのか?

今回の記事ではスタメンが上手くいかない理由、浜口HCの抱えていた葛藤について解説したい。


1、なぜスタメンが上手く行かないのか?

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試合中、私はスミスと宇都の組み合わせが良くないとツイートしていたが、映像をよく振り返ると実はそう単純でもないことがわかった。

ではスタメンの何が問題なのか?
詳しく解説していく。


■オフェンス

・三遠戦の宇都・水戸・晴山・BJ・スミスの場合

これはスミスにノンシューター3人という組み合わせだが、割と上手く行っていた。

2Pエリアを宇都・水戸・BJ・スミスが頻繁に使うので狭くなるイメージがあるが、スミス以外の3人は運動量が多いため渋滞になることなく人とボールが流動的に動いていた。
(宇都と忍者2人のスペーシングやカットのタイミングが絶妙)

(↑詳しくはこちら)

そのため、ノンシューター+スミスが悪いわけではないとわかる。



・東京戦の宇都・KJ・晴山・マブンガ・スミスの場合


このメンバーは東京戦GAME2の1Qで30得点を挙げている。
その仕組みがこの試合で作り上げた例の"スミス・4out"である。

①ダブルチームに対してコーナー(晴山)がダイブで合わせ

画像6


②ダイブに対してウイング(小酒部)がローテーションしたら松井へパス

画像9

これによってスミスへのダブルチームに対するカウンターで晴山・KJが得点する形を作り上げていた。

(↑詳しくはこちら。ここでは"富山ハンナリーズオフェンス"と呼んでいる)

そのため、宇都+マブンガ+スミスが悪いわけでもないとわかる。
が、ここまでくるとだいぶ原因が明らかになってくる。

宇都・KJ・晴山・マブンガ・スミスは問題ない。
しかし、宇都・KJ・ラモス・マブンガ・スミスだと上手く行かない。

という事は宇都・マブンガ・スミスにラモスを加えるとちょっと良くないということがわかる。

それがわかるプレーがあった。

GAME2の1Q、富山はスタメンのメンバーで“スミス・4out”を行った。
その時の配置がこうだ。
(アプリのエラーで群馬が青になってます)

画像7

が、ここである問題点が浮き彫りになった。
それが、


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