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ヨーロッパ旅行記14〜ウィーン出発〜


シェーンブルン城をあとにして、またウィーンの市街地に戻ってきた。それにしてもウィーンはほんとに建物も街並みもきれいである。時々立ち止まって写真を撮ってウィーン中央駅へ向かう。

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駅に着き、出発の電車表を見る。僕は12時半発の電車に乗る予定だ。今日は乗り換えを2回してイタリアのトレントを目指す。今日も長旅だ。

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出発表を見てもらうと分かるが、1番右に各電車のプラットフォームが書かれている。これはヨーロッパの多くの国に共通することだった。ヨーロッパの高速鉄道はあらかじめ停車するプラットフォームが決まっていない。日本の新幹線はあらかじめ決まっているのではないだろうか。
なぜヨーロッパの高速鉄道はプラットフォームが決まっていないのか完全な理由は分からないが、遅延も大きな理由の1つだろう。ヨーロッパの電車は遅れてくることが多い。常に遅れるならダイヤを決めていてもその通りにはならない。ダイヤの通りにならなければ、プラットフォームを決めていても同じタイミングで同じプラットフォームに複数の電車が入ってくる可能性がある。だからあらかじめ決めることはなく、大方は決めといてその時々で変わるのだろう。僕も直前でプラットフォームが変わるから移動するという経験を何度かした。

電車に乗ってまずは最初の乗り換え地Wörglを目指す。Wörglはウィーンをだいぶ西に進んだところにあり、ミュンヘンのちょうど南のあたりにあるオーストリアの都市だ。窓からはのどかな景色が見える。ウィーンいい街だったななんて思っているとお腹の音がなる。そういえば昨日の晩ごはん食べてからなんも食べてないなーなんて思う。今日もホテル着くの夜だし今日はご飯食べられないな。ホテルになんかあるといいななんて思いながら乗り換え地への到着を待っていた。

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無事にWörglに到着した。中央駅と名前についているのでそこそこ大きな都市なのだろう。一生来ることはないかもしれない。街に出てみたい気持ちもあるが、止まっていてはハンブルクに戻れない可能性がある。なるべく先に進んでおかないと。
到着予定時間から次の電車までそこまで時間がなかったが、そこまで遅れることなく着いてくれたのですぐに乗り換えができた。次に目指すのはBrennero。オーストリアとイタリアの国境の街で、ギリギリイタリアの国。Brennerとオーストリア読みの駅名も書かれていた。オーストリア鉄道がそこまでしか通っていないので、そこでイタリアの鉄道に乗り換えをする。
ヨーロッパ旅行3カ国目、イタリア。楽しみである。

15へ続く。


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