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東日本大震災発生から10年を前に走る国道6号線

私自身、高校まで福島で生まれ育ち、故郷として大変思い入れのある土地です。
上京してからも、これまで定期的に親族、友人に会いに福島を訪れていましたが、去年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、残念ながら行く機会がありませんでした。

そこで前回のnoteで紹介させていただいたコミュニティサミットの前の週末、自分の車を走らせ、楢葉町から国道6号線を南から北へと上がっていき、大熊町、双葉町、浪江町、南相馬、飯館村と経由しながら、私の地元である福島市までを回りました。

これまでのnote投稿の文字量が多いので、今回は写真を中心に、その時の様子を紹介させていただきます。


まず、楢葉町では、地域復興のシンボルでもあるJヴィレッジを訪れました。震災後、原発の前線基地になっていたJヴィレッジが、再び緑のグラウンドに戻っているのに感動しました。

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また、コミュニティセンターにも訪れ復興祭に向けての準備を拝見しました。震災で流された家屋の材木で内装をされていたのが印象的でした。

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前述したように国道6号線は海沿いにあります。私自身サーフィンをするのですが、福島の海はサーフィンも盛んで、過去には何度も訪れていました。震災直後は規制がありサーファーもいませんでしたが、訪れた北泉海岸は再整備され何人かのサーファーが入っていました。

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南相馬市には、柳美里さん(作家)のブックカフェ「フルハウス」もあり、そちらも覗かせていただきました。南相馬だけでなく周辺地域からも訪れる方が多く、ブックカフェを中心に新たなコミュニティができているそうです。

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今回改めて被災地を訪れて感じたのは、復興が進んでいる地域とまだ避難解除がされず手付かずの地域が隣り合わせにあるという現実と、復興が進んできている地域ではコミュニティが非常に重要であるということでした。

震災から10年、長い年月をかけて復興に取り組んでおられる皆様には本当に頭が下がる想いです。復興への取り組みはこれからも続きますが、引き続き私たちができることを考え実行していきたいと思います。

来る25日には聖火リレーもスタートします。

今年も3月11日に被災地、そして被災された皆様へ思いを馳せたいと思います。