インスタグラムの写真と「余白」の関係性について。 (無料アプリを使った加工方法)
皆さん、こんにちは。フォトグラファーのmasaです。
最近インスタグラムを中心としたSNS界隈で"余白"のある写真を見かけるようになったと思いませんか?
どうして画面占有率を下げ写真を小さくしてまで余白が必要なのか? 今回はアート・デザインの観点から写真と余白、またインスタグラムとの関係性について考えてみました。
アートの世界における"余白"の必要性
まずはこちらの写真をご覧ください。
続いて余白のある写真。
(noteの背景が白色のため違いが分かり難いのですが。。)
いかがでしょうか? 余白のある写真の方が写真の全体の収まりが良く構成が整って見えるのはないかと思います。
それは、余白の「何もない空白部分」が「何かある要素の部分」を引き立てる効果がある。と言われているからです。
実はこのことは日本人に昔から備わっている美的感覚が由来らしく、水墨画や日本庭園などの表現に取り入られてきたようです。 主張したいからこそ足すのではなく引く。というこの逆転の発想は確かに日本人独特の考えかもしれませんね。 (欧米・欧州のアートは多彩な色使いで紙全体に隙間なくびっしりと描かれてますよね)
ミニマリズムは日本の禅の思想が源流だと言われるくらい、僕たちにとって「情報を減らすこと」は昔から美しいと考えられていました。この思想は今では世界中に広まり多くのアーティスト・著名人が影響を受けています。
以上のことから、写真についても"余白"が写真の旨味を引き立たせるためこの手法を使うフォトグラファー・インスタグラマーが増えていると考えられます。
またインタグラムにおいては余白を写真に追加することでプロフィールのフィード上で写真全体が表示されるいったメリットがあります。
写真の間隔が適度に空くことで一枚一枚に余裕があり、世界観が強く現れているような印象を受けます。
また恐らく多くのフォトグラファーを悩ませている"インスタの縦4×5比率問題"についても余白を追加することで解消されます! 撮影時に写真投稿時のサイズを考える必要がなくなりより撮影に集中できるのはないでしょうか。
無料スマホアプリを使った余白写真の加工方法
そんな多くの恩恵をもたらす"余白"ですが、誰でも簡単にスマホで加工ができる方法をご紹介します。
今回使うのはinshotという無料写真加工アプリ。
アプリを開いて中央のフォト(photo)をタップ。
次に余白を追加したい写真を選択。
はい出来上がり。
インスタへの投稿は正方形の1×1がおすすめですが、他にも保存したいサイズが自由選べます。
以上、いかがでしたでしょうか?
今回の記事が皆さんの写真ライフを少しでも彩るものだったら嬉しいです。
「ストリート写真を撮る人を少しでも増やしたい」という思惑の元、Youtubeでも同じ内容を話していますので良ければ見てってください。
最後までありがとうございました!
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